季節が少しぱかり逆戻りしたような今日の夜は、なんだか急に「復活」が聴きたくてたまらなくなった。
マーラー/交響曲第2番「復活」
ロバータ・アレグザンダー(S)
ヤルト・ヴァン・ネス(A)
NOS合唱団(合唱指揮:ロビン・グリットン)
管弦楽:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1984年12月
「復活」は、第1楽章がどうも・・・・なんて書いた覚えがある。嫌いじゃなくて聴き辛いのだ。しばらく、ずっと、そうだった。
ところが、今日は、今までになく共感して聴くことができた。
容赦なく襲い掛かる運命、それとの闘い、平安、前進しようとする強靭な意志・・・そんなことを勝手に考えながら「物語仕立て」のように聴いていた。
雲を突き抜けて来る啓示のようなトランペットは、身を奮い立たせるようであり、繰り返し押し寄せてくる苦難と互角に渡り合う懸命さが第1楽章全体を支配していた。そんなふうに聴いていた。「ゴジラ?」違うんじゃない?
マーラーのエンタな部分が目に付いて、それが鼻につく、と勝手に感じてたのだが、見方(聴き方)が変わると、全く違うのだ、と気付いた。今ごろ。
・・・どうしてかな?
昼間、なかにし礼氏の書いたマーラーに関するヘンテコな(でも、わりと面白い)文章を読んだからかな?
第4楽章「原初の光」には泣きそうになった。
死ぬ時は、こんなふうに死んでいきたいものだ。
そして終楽章・・・。
すばらしい曲だなあ。
なんと書いていいのやら分からない。
無伴奏合唱やオルガンが、こんなにも効果的に出現する曲って、他にあまりないのではないか。
ああ、マーラーの「復活」を、また、いつの日か、コンサート・ホールの座席に身をうずめて浴びるように聴きたいものだ。
それにしても、全音のスコアは、今の私には小さすぎる。
もうちょっと大きいのを買い直さなければ!
久しぶりに取り出したハイティンクの誠実で熱いライヴ。もともとCD用の録音ではないのでリミッターがかかっているのが難だが、演奏の素晴らしさが、そんなハンデを乗り越えて輝いている。
マーラー/交響曲第2番「復活」
ロバータ・アレグザンダー(S)
ヤルト・ヴァン・ネス(A)
NOS合唱団(合唱指揮:ロビン・グリットン)
管弦楽:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1984年12月
「復活」は、第1楽章がどうも・・・・なんて書いた覚えがある。嫌いじゃなくて聴き辛いのだ。しばらく、ずっと、そうだった。
ところが、今日は、今までになく共感して聴くことができた。
容赦なく襲い掛かる運命、それとの闘い、平安、前進しようとする強靭な意志・・・そんなことを勝手に考えながら「物語仕立て」のように聴いていた。
雲を突き抜けて来る啓示のようなトランペットは、身を奮い立たせるようであり、繰り返し押し寄せてくる苦難と互角に渡り合う懸命さが第1楽章全体を支配していた。そんなふうに聴いていた。「ゴジラ?」違うんじゃない?
マーラーのエンタな部分が目に付いて、それが鼻につく、と勝手に感じてたのだが、見方(聴き方)が変わると、全く違うのだ、と気付いた。今ごろ。
・・・どうしてかな?
昼間、なかにし礼氏の書いたマーラーに関するヘンテコな(でも、わりと面白い)文章を読んだからかな?
第4楽章「原初の光」には泣きそうになった。
死ぬ時は、こんなふうに死んでいきたいものだ。
そして終楽章・・・。
すばらしい曲だなあ。
なんと書いていいのやら分からない。
無伴奏合唱やオルガンが、こんなにも効果的に出現する曲って、他にあまりないのではないか。
ああ、マーラーの「復活」を、また、いつの日か、コンサート・ホールの座席に身をうずめて浴びるように聴きたいものだ。
それにしても、全音のスコアは、今の私には小さすぎる。
もうちょっと大きいのを買い直さなければ!
久しぶりに取り出したハイティンクの誠実で熱いライヴ。もともとCD用の録音ではないのでリミッターがかかっているのが難だが、演奏の素晴らしさが、そんなハンデを乗り越えて輝いている。
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