静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

14年間、母に連れ添ってくれた愛犬が天国に召されました・・・。

2017年10月15日 23時36分02秒 | Dialy
 老母に14年間「連れ添って」くれた愛犬「オリーブ」が昨夜11時30分頃に息を引き取った。

 昨日、三男をセンターへ送り届けて帰宅したら妻が泣きはらして隣家(母宅)から出てきて、
「オリーブが、もうあかんかも知れん」
と言ったが・・・。
 やはり一晩越せなかった。

 この数か月は病気のせいでかなり弱ってしまい、食欲不振、下痢などを繰り返していた。
 耳も聞こえなくなっていたようだ。
 母はさぞや看病が大変だったろう。
 隣に住んでいながら私たちは何も手助けはしなかった(できなかった)。
 薬を買ったり、たまに顔を見に行ったりしたくらいだった。

 オリーブはミニチュアシュナウザーの雌。
 14年前、父が死んだあと一人暮らしになった母の相手にと、私の弟が知り合いのペットショップで買ってきてプレゼントした。
 当時は生後40日だった。

 その後、伊勢の家→私たちと同居→また、伊勢の家→私たちの隣、と、老母と一緒に渡り歩いて(?)くれた。
 14年も一緒に暮していれば、当然ながら「家族」。
 また、一人ぼっちになった母が心配ではあるが、まあ隣家でもあるし、気の合わない長男夫婦であるけども「それなり」に助け合っていくのがいいだろう。

 母はオリーブの前にも犬を飼っていたことがあった。
 まだ父が存命中のことである。
 それはオリバーと言って、やはりミニチュアシュナウザーだったが、こっちはオス犬だった。
 もう、30年以上前のことだが、父は胃がんの手術をした。
 しばらく自宅で療養となったときに、やはり私の弟が「退屈だろうから相手になってもらいな」と買ってきたのだった。
 私の弟は、小さい時から動物好き生き物好きであり(まあ、いろいろありながらも)こういう時にこういうことをパッと思いつく男なのだ。
 オリバーは10年目に肝臓がんなどを発症し、ある日、父母が帰宅したら玄関先で亡くなっていたとのこと。
 飼い主を求めて玄関まで行き、そこで力尽きたのかも知れない。

 その点、オリーブは、昨夜、母に看取られて天国に旅立った。

 
 今日は朝から母とオリーブを乗せて、市の斎場のペット火葬場に行き、職員さんに後を託し最後のお別れをしてきた。

 オリーブ、14年間、母の相手をしてくれてありがとう。
 毎日の散歩や食事はどうだったかな?
 幸せな一生だったかな?
 母は「私が先に死んだら、オリーブの世話はどうなるんや」などと言っていたらしいが、そんなことも聞こえていて、先に逝ってしまったのかな?
などと、私は妻につい言ってしまった。

 

 2枚の写真はいずれも母宅にて妻が撮影したもの。
 上は昨年の11月1日、柿を吊るして干している母を見上げているところ。
 下は今年の6月ころ、病気が進行していて紙パンツを履かせてもらっている。



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