静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

ミヒャエル・エンデ原作の映画「MOMO」(モモ)を観る

2017年08月14日 17時48分26秒 | 映画、ドラマ
これは、かなりの駄作だと思う。

ズッコケ度、残尿感ともけっこう高い文芸ファンタジー作品。



MOMO(モモ)

1986年・西ドイツ/イタリア合作映画 
監督:ヨハネス・シャーフ
原作:ミヒャエル・エンデ
脚本:ヨハネス・シャーフ、ローズマリー・フェンデル、マルチェロ・コスチア
撮影:クサファー・シュヴァルツェンベルガー
音楽:アンジェロ・ブランデュアルディ
出演:ラドスト・ボーケル、ジョン・ヒューストン、ブルーノ・ストリ、
レオポルド・トリエステ、マリオ・アドルフ、アーミン・ミューラー=スタール、
ミヒャエル・エンデ

(レーザーディスクによる英語版にて鑑賞)




 
 まず、矛盾を感じさせるのが、時間泥棒と闘って、ゆったりとした時間やその価値観を取り戻す、というストーリーに反して、映画の展開は端折り過ぎってこと。
 なんと言うか、TVドラマの「5分で分かるなんとか」の連続を見せられているよう感じもある。

 それから、イタリア人気質なんて分からないからなぁ、って言いたくなる場面も当然ある。
(それはこっちの問題か???)
 セットや特撮は80年代にしては安っぽい。
(しかし、これは意図的なものだと感じる。すべて寓話的テイストの中で描かれているのだろう。)
 葉巻を吸い続けていないと生きられない、あの連中。その設定は面白かったけど、やっぱり、いろいろ出てくる場面は教条的クサいし価値観押し付け的だ。




「なにかを象徴している」らしきシーンもいくつかあるけど、観ていて「今のって、もしかして、そういうことを言おうとしてた?」って、うっかりしていると気づかないくらいテキトウと言うか、あっさりしてたり。




しかし、しかし・・・

  




 この映画が大好きである、私はね。

 まず、主人公モモを演じるラドスト・ボーケルのかわいいこと。



 そして、音楽がすばらしいこと!

 カシオペア(亀)の活躍も心ワクワク。

 などなど。

 エンデ原作の映画だったら「ネバーエンディング・ストーリー」の方が一般受けするでしょうね。
 でも、最近借りて観た「インデペンデンスデイなんちゃら」とか「進撃の○人」(2本仕立て)よりもはるかによかった。


 関連本、持っています。

 


 

 原作は岩波少年文庫で読みました。





今日は映画Dayになりそうな予感。
「MOMO」のあと、「この世界の片隅に」をネットで視聴。
そして夜は、もう1本観る予定。



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