静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

入院中は主にウォークマンで音楽を聴いています。

2018年04月20日 07時35分41秒 | 音楽
 入院中は、主にウォークマンで音楽を聴いています。
 今回の病院はパソコン持ち込みオッケー(有線のみ)なので、中身を入れ替えつつ楽しんでいます。


 実は、入院翌日からブルックナーの交響曲を毎日1曲ずつ(順番に)聴いていました。
「習作」であるヘ短調交響曲(通称「00番」)から番号順に聴いてきました。
 演奏は、特にベスト・チョイスというわけではなく、ウォークマンに元々入っていたものや、長らく聴いていなくて「ひさしぶりに聴いてみよう」と思ったもの、初聴きのものなどです。

こんなラインナップでした。

交響曲ヘ短調・・・ゲオルク・ティントナー指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1995年、ナクソス)

第0番・・・ベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1966年、デッカ“旧フィリップス”)

第1番・・・ベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1972年、デッカ“旧フィリップス”)

第2番・・・ベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1969年、デッカ“旧フィリップス”)

第3番・・・カール・シューリヒト指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1965年、EMI)

第4番・・・ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1970年、EMI)

第5番・・・オイゲン・ヨッフム指揮ロイヤル・コンセルとヘボウ管弦楽団(1986年、Tahra)

第6番・・・オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1964年、EMI)

第7番・・・オイゲン・ヨッフム指揮シュターツカペレ・ドレスデン(1976年、EMI)

第8番・・・オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン(1986年、ベルリン・クラシックス)

第9番・・・ミヒャエル・ギーレン指揮バーデンバーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団(2013年、ヘンスラー)


ほかに、帰宅した際にクナッパーツブッシュの9番を聴いています。


 漠々っとした感想ですが・・・

 ハイティンクの3枚は期待以上でしたね。
 録音年の違いによる差もほとんどなく、いずれもコンセルトヘボウの高密度で覇気のある演奏でした。
 カラヤンのEMI「ロマンティック」は期待外れ。以前、聴いたときもイマイチの印象だったので、今回、新マスタリングで聴き直したのですが・・・どうも、私には合わなかったみたいです。
 金管は威力があってそれなりに凄いのですが、どうも、どこでも同じ表情みたいに思えてしまいました。
 録音も(もともと4チャンネルだからか?)オケの配置が落ち着かない感じです。スピーカーで聴いたら、また違うのでしょうか?

 他は、いずれも名演揃い。


 ブルックナー以外にもいろいろ聴いています。
 何しろヒマなので。
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは逆に10番からさかのぼって聴いてきました。これはデュメイとピリスの演奏で。
 このコンビの演奏は素晴らしいです。
 苦手なクロイツェルや7番の第1楽章も、この演奏だと「もう一度聴きたい」と思わせてくれます。




 ウォークマンは4年前の入院を機に買ったのですが、最初はCDを取り込んでもその配列が思うようにならず苦労しました。
 今は、思い通りの並び順にする方法が分かっているので、聴きたい演奏を探す手間もありません。

 購入以来、ずっと入れているのはヴァルヒャのバッハ/オルガン曲全集、ズスケ四重奏団のベートーヴェン、バックハウスのベートーヴェン/ピアノ・ソナタ全集、シゲッティの無伴奏とモーツァルト、大瀧詠一の手持ちディスク全部、スピッツの全アルバムなどてす。
 他は、時折入れ替えて楽しんでいます。
 家では専ら「寝落ち用」ですので、比較的古い音源や静かな曲が多いかと思います。
 また、寝落ち用にいくつものプレイ・リストを作っています。
 これを、あれこれいじるのも、けっこう楽しいものですね。

 以前、通院時に点滴を受けていたときのための「点滴」なんていうプレイリストが、まだ残っています(笑)。

 さて、入院期間も延長になったみたいで、今度はマーラーの連続聴きでもしようかな?
 (でも、実はこんなふうに聴き方を決めるのって、あまり好きじゃない・・・)






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