わたし、教育ママ in Sapporo

自称○○ほど怪しいものはない。札幌在住、自称教育ママが綴る教育の真髄とは!

持久走

2015-02-08 | スポーツ
自分は学歴がないから、子どもには学をつけさせたい。
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このセリフはちょっと昭和チックですね。

英語が話せなくて苦労しているから、子どもにはネイティブのように英語を話せるようになってほしい!
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やはり、平成はこれにつきるでしょうか。

そういう親の子への思い、どの親にも一つや二つあるのではないでしょうか。

もちろん、私にもあります。

私の子育てのこだわり、子どもに、この力だけはつけておきたい。それは、持久走

ほとんどのスポーツはそこそここなしてきたのですが、持久走だけはもう本当にひどい状況で、クラスでびりから二番目でした。短距離が速かったもんだから、先生には「真面目に走ったのか?」と屈辱的な言葉を浴びせられた時のことを今も鮮明に覚えています。

持久走が遅いというのは最大のコンプレックスとして、私の中に残り、今でも、私の中では、100メートル走の勝者よりも、断然、マラソン大会の覇者の方が地位が高いのです。

しかも、夫の一族も短距離系。もう遺伝的には致命的な子どもたち。この短距離系の遺伝をもう少し薄めなければならない我が一族。子どもたちがそれぞれ結婚相手を連れてきた時に、思わず、「お宅の家系は長距離系ですか」と聞いてしまいそうです。

本州出身の私は、真冬の寒い校庭を、体育の授業でひたすら走らされた記憶があります。しかも、遅いもんだから、もう本当に悲惨なだけ…。

ところが、札幌では、冬はスキーをするので、持久走が体育の授業として組みこまれていないんです。そんなこんなで、小学1年生の頃から、マラソン大会に参加させました。札幌の子どもは、学校デビューなしに、市全体の大会デビューという、いきなり厳しい状況におかれます。

初めてのマラソン大会ー私の持久走への執念が実を結び、入賞には及ばずながら、息子も娘もなかなかよい結果。来年は、入賞できるかもと淡い期待を抱いたりして。

しかし、その後、そこそこだけど、ぱっとはせずが続き、息子は小学校を卒業しました。

持久走に関しては、半ば強制的にマラソン大会にエントリーさせたりと、息子に嫌な思いをさせてしまいました。でも、もし、中学以降、運動部でやっていこうとした時、うちの短距離系の遺伝子のせいで、練習のランニングがきつくて仕方がなく、やめてしまうなんてことがあってはかわいそう。親として、人並みの持久力を持たせてあげるのが使命と、心を鬼にして、マラソン大会に申し込んでいました。

「当時はやっぱり、きつかったよ~。マラソンって苦しいから。でも、今は練習のランニングが楽しいんだ」
息子は、中学の運動部で頑張っていますが、そこそこの持久力のおかげで、練習のランニングがきつくないと言っています。

でも、多分、この先、計算力のなさ=公○に通わせてほしかったあ。英語力のなさ=なぜ、小学校から英語を習わせてくれなかったんだ!と息子は思うでしょう…。学校生活で、持久力より、学力の方がずっと大切だということにそのうち気づくことでしょう~。

本当にこういうのって、つくづく親の自己満足ですね。