≪2024年 ブログ記事の予定~抱負として≫
(2024年1月2日投稿)
謹賀新年
よき新年をお迎えのことと拝察しております
いつもブログを閲覧して頂き、有難うございます
昨年はどのようなお年でしたのでしょうか。
昨年、投稿した記事で、読者の皆さんからコメントを頂いたものは、次の記事でした。
〇石川九楊『中国書史』(京都大学出版会、1996年)に関する記事
昨年のブログ記事の予定を読み直すと、投稿できなかった記事が目立ちます。
ある高校生(いとこの息子)を想定して、カテゴリー「ある高校生の君へ~勉強法のアドバイス」に属する世界史、漢文についてまとめたブログ記事が中心でした。
今年の大河ドラマは「光る君へ」と題して、長編小説『源氏物語』を生み出した女流作家・紫式部の波乱の一代記だそうです。高校生向けに、漢文に続き古文について、もう少し書いてみたいと思います。
<源氏物語>
〇桑原博史『新明解古典シリーズ5 源氏物語』三省堂、1990年[2017年版]
〇田中阿里子『源氏物語の舞台』徳間文庫、1988年
※葵上にしても紫上にしても、あるいは夕顔、花散里、朧月夜君にしても、それぞれに特徴のある美しさと可憐さを備え、源氏との出逢い方も色々に工夫があって面白いといわれます。
しかし、六条御息所ほどに強い個性を作者からあたえられたものはなく、生霊となってまでも、主人公とその女達の上につきまとう怨念の強さは、作者紫式部が無意識に仮託した、自己の情念そのものである、と田中阿里子氏はみています。
(田中阿里子『源氏物語の舞台』徳間文庫、1988年、53頁~54頁)
ただ、今春、大学受験でおそらく合格することと思われますので、記事内容も一変する予定です。とりわけ、次のような記事が投稿できず、残念でした。3月頃までには、投稿したいと考えています。
例えば、映画と英語(語学の学び方)に関連して、次の小説についても、投稿したいと思います。
〇ヘミングウェイ(大久保康雄訳)『誰がために鐘は鳴る(上)(下)』新潮社、1973年[1978年版]
原書とヘミングウェイについての本は購入して手元にあり、読み進め、半分ぐらい原稿化しています。
〇Ernest Hemingway, For Whom the Bell Tolls, Scribner Paperback Fiction Edition, 1940[1995]
〇今村楯夫『ヘミングウェイと猫と女たち』新潮新書、1990年
また、高校生が大学生になることもあり、語学としては、フランス語の記事も充実させたいと思います。(大学でどの外国語を選択するかわかりませんが)
最近、次の本を読み進めています。
〇鷲見洋一『翻訳仏文法(上)(下)』ちくま学芸文庫、2003年
その他、以前、私のブログ「歴史だより」で、囲碁に関しては、定石、サバキ、依田紀基氏の囲碁の理論などを予定していましたが、まだ投稿しておりません。
最近では、囲碁の手筋や形勢判断に関する本を集めておりますので、形にしたいと考えております。
囲碁の基本に立ち返って、定石、布石、サバキに関する記事を投稿してみたいと書いていましたが、本格的に紹介できませんでした。今年こそは、投稿したいと思います。
<定石と布石>
〇工藤紀夫『やさしい定石 詳解45型』毎日コミュニケーション、2007年[2009年版]
〇久保秀夫『定石を覚えよう』日本棋院、2015年
〇石倉昇『NHK囲碁講座 定石の生かし方(上)(下)』朝日出版社、1990年[2004年版]
〇田村竜騎兵『やさしい定石教えます』有紀書房、1999年
〇武宮正樹『基本定石24』筑摩書房、1992年[1997年版]
〇三村智保『三村流布石の虎の巻』マイナビ、2012年
〇趙治勲『ひと目の定石』マイナビ出版、2009年[2019年版]
<サバキ>
〇石倉昇『攻めとサバキの法則』日本放送出版協会、2005年[2007年版]
〇王立誠『サバキの急所』毎日コミュニケーションズ、2011年
〇依田紀基『サバキの最強手筋 初段・二段・三段』成美堂出版、2004年
<依田紀基氏の囲碁の理論書>
〇依田紀基『筋場理論』講談社、2014年
〇依田紀基『依田ノート』講談社、2003年[2017年版]
〇依田紀基『定石の原点』筑摩書房、2001年
〇依田紀基『石を取る筋捨てる筋』棋苑図書、1995年[1997年版]
<手筋>
〇大竹英雄『復刻版 囲碁 基礎手筋の独習法―意外な急所がどんどんわかる』誠文堂新光社、2014年
※この本を読んで、手筋についての考え方は、目からウロコだった。
「ウッテガエシ」や「オイオトシ」といった石を取る筋のみを手筋と考えがちだが、そうではないことに、気づかせてくれたのが、大竹先生のこの本であった。
つまり、手筋は、相手の形の欠陥をとがめる手でもあるという。だから、欠陥のない形に対して手筋はうまれてこない。強い人の石には、そうした欠陥が少ないために、手筋を打てるチャンスはなかなかないものらしい。相手から手筋を打たれないように、形をしっかり打つことが大切だと、大竹英雄先生は強調している。
また、定石は相手の手筋を防ぐ形が中心であるという。形が悪ければ相手から手筋でひどい目に会わされる。手筋を学んだ効果は、相手の石の中に手筋を発見して戦いを有利に導くということもあるが、それ以上に自軍の石をしっかり打つようになることにあるというのである。
(大竹英雄『復刻版 囲碁 基礎手筋の独習法』誠文堂新光社、2014年、115頁、148頁)
〇藤沢秀行『基本手筋事典 上(中盤の部)』日本棋院、1978年[1980年版]
〇藤沢秀行『基本手筋事典 下(序盤・終盤の部)』日本棋院、1978年
〇山下敬吾『新版 基本手筋事典』日本棋院、2011年
<形勢判断>
〇片岡聡『一番やさしい形勢判断法』毎日コミュニケーションズ、2009年
〇石田芳夫『新・木谷道場入門 第10巻 形勢判断とヨセ』河出書房新社、1974年[1996年版]
<昭和の碁>
〇江崎誠致『昭和の碁』立風書房、1978年[1982年版]
〇江崎誠致『呉清源』新潮社、1996年
〇桐山桂一『呉清源とその兄弟―呉家の百年―』岩波現代文庫、2009年
その他、稲作、ガーデニングについての記事も投稿してゆきたいと考えています。
本年も皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
2024年お正月
(2024年1月2日投稿)
【はじめに】
謹賀新年
よき新年をお迎えのことと拝察しております
いつもブログを閲覧して頂き、有難うございます
昨年はどのようなお年でしたのでしょうか。
昨年、投稿した記事で、読者の皆さんからコメントを頂いたものは、次の記事でした。
〇石川九楊『中国書史』(京都大学出版会、1996年)に関する記事
昨年のブログ記事の予定を読み直すと、投稿できなかった記事が目立ちます。
ある高校生(いとこの息子)を想定して、カテゴリー「ある高校生の君へ~勉強法のアドバイス」に属する世界史、漢文についてまとめたブログ記事が中心でした。
今年の大河ドラマは「光る君へ」と題して、長編小説『源氏物語』を生み出した女流作家・紫式部の波乱の一代記だそうです。高校生向けに、漢文に続き古文について、もう少し書いてみたいと思います。
〇源氏物語など
<源氏物語>
〇桑原博史『新明解古典シリーズ5 源氏物語』三省堂、1990年[2017年版]
〇田中阿里子『源氏物語の舞台』徳間文庫、1988年
※葵上にしても紫上にしても、あるいは夕顔、花散里、朧月夜君にしても、それぞれに特徴のある美しさと可憐さを備え、源氏との出逢い方も色々に工夫があって面白いといわれます。
しかし、六条御息所ほどに強い個性を作者からあたえられたものはなく、生霊となってまでも、主人公とその女達の上につきまとう怨念の強さは、作者紫式部が無意識に仮託した、自己の情念そのものである、と田中阿里子氏はみています。
(田中阿里子『源氏物語の舞台』徳間文庫、1988年、53頁~54頁)
ただ、今春、大学受験でおそらく合格することと思われますので、記事内容も一変する予定です。とりわけ、次のような記事が投稿できず、残念でした。3月頃までには、投稿したいと考えています。
例えば、映画と英語(語学の学び方)に関連して、次の小説についても、投稿したいと思います。
〇ヘミングウェイ(大久保康雄訳)『誰がために鐘は鳴る(上)(下)』新潮社、1973年[1978年版]
原書とヘミングウェイについての本は購入して手元にあり、読み進め、半分ぐらい原稿化しています。
〇Ernest Hemingway, For Whom the Bell Tolls, Scribner Paperback Fiction Edition, 1940[1995]
〇今村楯夫『ヘミングウェイと猫と女たち』新潮新書、1990年
また、高校生が大学生になることもあり、語学としては、フランス語の記事も充実させたいと思います。(大学でどの外国語を選択するかわかりませんが)
最近、次の本を読み進めています。
〇鷲見洋一『翻訳仏文法(上)(下)』ちくま学芸文庫、2003年
その他、以前、私のブログ「歴史だより」で、囲碁に関しては、定石、サバキ、依田紀基氏の囲碁の理論などを予定していましたが、まだ投稿しておりません。
最近では、囲碁の手筋や形勢判断に関する本を集めておりますので、形にしたいと考えております。
〇囲碁関連
囲碁の基本に立ち返って、定石、布石、サバキに関する記事を投稿してみたいと書いていましたが、本格的に紹介できませんでした。今年こそは、投稿したいと思います。
<定石と布石>
〇工藤紀夫『やさしい定石 詳解45型』毎日コミュニケーション、2007年[2009年版]
〇久保秀夫『定石を覚えよう』日本棋院、2015年
〇石倉昇『NHK囲碁講座 定石の生かし方(上)(下)』朝日出版社、1990年[2004年版]
〇田村竜騎兵『やさしい定石教えます』有紀書房、1999年
〇武宮正樹『基本定石24』筑摩書房、1992年[1997年版]
〇三村智保『三村流布石の虎の巻』マイナビ、2012年
〇趙治勲『ひと目の定石』マイナビ出版、2009年[2019年版]
<サバキ>
〇石倉昇『攻めとサバキの法則』日本放送出版協会、2005年[2007年版]
〇王立誠『サバキの急所』毎日コミュニケーションズ、2011年
〇依田紀基『サバキの最強手筋 初段・二段・三段』成美堂出版、2004年
<依田紀基氏の囲碁の理論書>
〇依田紀基『筋場理論』講談社、2014年
〇依田紀基『依田ノート』講談社、2003年[2017年版]
〇依田紀基『定石の原点』筑摩書房、2001年
〇依田紀基『石を取る筋捨てる筋』棋苑図書、1995年[1997年版]
<手筋>
〇大竹英雄『復刻版 囲碁 基礎手筋の独習法―意外な急所がどんどんわかる』誠文堂新光社、2014年
※この本を読んで、手筋についての考え方は、目からウロコだった。
「ウッテガエシ」や「オイオトシ」といった石を取る筋のみを手筋と考えがちだが、そうではないことに、気づかせてくれたのが、大竹先生のこの本であった。
つまり、手筋は、相手の形の欠陥をとがめる手でもあるという。だから、欠陥のない形に対して手筋はうまれてこない。強い人の石には、そうした欠陥が少ないために、手筋を打てるチャンスはなかなかないものらしい。相手から手筋を打たれないように、形をしっかり打つことが大切だと、大竹英雄先生は強調している。
また、定石は相手の手筋を防ぐ形が中心であるという。形が悪ければ相手から手筋でひどい目に会わされる。手筋を学んだ効果は、相手の石の中に手筋を発見して戦いを有利に導くということもあるが、それ以上に自軍の石をしっかり打つようになることにあるというのである。
(大竹英雄『復刻版 囲碁 基礎手筋の独習法』誠文堂新光社、2014年、115頁、148頁)
〇藤沢秀行『基本手筋事典 上(中盤の部)』日本棋院、1978年[1980年版]
〇藤沢秀行『基本手筋事典 下(序盤・終盤の部)』日本棋院、1978年
〇山下敬吾『新版 基本手筋事典』日本棋院、2011年
<形勢判断>
〇片岡聡『一番やさしい形勢判断法』毎日コミュニケーションズ、2009年
〇石田芳夫『新・木谷道場入門 第10巻 形勢判断とヨセ』河出書房新社、1974年[1996年版]
<昭和の碁>
〇江崎誠致『昭和の碁』立風書房、1978年[1982年版]
〇江崎誠致『呉清源』新潮社、1996年
〇桐山桂一『呉清源とその兄弟―呉家の百年―』岩波現代文庫、2009年
その他、稲作、ガーデニングについての記事も投稿してゆきたいと考えています。
本年も皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
2024年お正月
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