広々とした草原の中を長い一本道が果てしなく続く。草原の中では羊や牛、馬や鹿がのんびりと草を食んでいる。バスで観光地へ行くとき帰る時も同じ格好で飽きることなく一日中草を食んでいる。
そんなのんびりした国 それがニュージーランドだった。自然がいっぱいの国。 最近はテロの心配がなく安心できる国として注目を浴びてきており、我が家も今回旅行に行くことになった。
気候は、南半球だから日本とは反対で、冬から春に向かい穏やかな季節になり、花が咲き始めてのベストシーズンになる。ところが、ニュージーランドの気候は「一日のうちに四季があると言われるほど、気温が変わりやすい」と添乗員さんからの前日の電話で知った。特に、夜の外出の時には、ダウンジャケットがいるしカイロもあった方が良いとの事で、電話を受けてから慌てて買いに行った。
夜遅くホテルに到着して、翌朝から観光が始まった時に、ツアーの同行者から「家族から地震があったようだけれど大丈夫?」と電話があったと聞き、添乗員さんからも日本の会社から安否の確認があったと聞いた。けれど、私たちは全く感知することはなかった。ただ、帰国前日、クライストチャーチ近郊のレストランで昼食を取った時に、レストランの人が、地震の時には、縦横の強い揺れを1分間以上感じたと添乗員さんに言ったそうだ。
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良く聞いてみると、震源地はクライストチャーチよりも北方100m以上も離れおり、私たちはクライストチャーチの南方にいた。日本の家族に心配をかけているのかなと言う思いはあったけれど、平常心で旅を楽しんだ。
一番印象に残ったのはテカポ湖の周りに咲いている色鮮やかなルピナスの花の美しかったこと。ルピナスはベストタイミングで1週間遅いと見られなかったと添乗員さんが言っていた。良かった。
楽しみにしていたマウントクックは雨の為に見られなかった。けれども、マウントクック・リリーの花は見ることが出来てどうにか満足。夜の星空観測で南十字星を雲の間から、でも3星だけ見ることができた。羊の毛刈りショー。そこでのランチはBBQのビーフステーキ。これは大きさも日本人向きで焼き具合も良く味も美味しかった。
ニュージーランドと言う国は原発もなく、自然をとても大切にしている国だと言うことがわかった。「まだ、居たいか」と聞かれたら、どこに行っても同じ景色だと思うし、「また、行きたいかどうか」と聞かれたら、とても良い国だけれどう~んそれなら、まだ行っていないところに行った方が良いかなと応えそう。
再就航したニュージーランド航空は食事も良く、機内サービスも良く、今まで乗った航空会社では一番良かった。
ツアー日程も良く楽しい旅行が出来た。ただ一つ残念だったことは、カメラの撮影の時の画素数を小さく設定(無意識)していたため、楽しみにしていたフォトストーリをDVDに制作するとことが出来なくなったこと。