自分だけ 自分の身内だけは と、その時まで 当事者になるまでは誰でもそう思っていて、「まさか」の事態になってしまった。そのまさかになってしまったのが、この度の「熊本地震」。震度7の地震発生から丁度一週間経ってしまったが、余震が続いていて、まだ、収束の兆しはない。本震の後、娘達は用心の為に車の中で寝たそうだけれど、今はマンションで寝ている。
娘は15階に住んでいて、地震発生時には、タンスや食器棚が倒れお風呂のお湯が廊下まであふれ出たらしい。電気はついているけれど、まだ、水道が回復していない。物資を送ろうにも宅配業者が受け付けてくれない。水は?ご飯は?何が足りない?と、私が心配するものだから娘の方が「大丈夫よ、私より大変な人はたくさんいるんだから」と、逆に慰めてくれる。確かに、その通りで、家が壊れたり傾いたりして家の中に入れずに避難所に言っている人や車の中で寝泊まりしている人も大勢いる。そして、たくさんの尊い命が犠牲になった。
地震が早く収まり、道路や鉄道そしてライフラインが回復して、以前通りの生活が送れるようになることを祈るばかりだけれど、それに戻そうとしている行政 警察 自衛隊 ボランティアの皆さんにはただただ感謝。
5月末に東京の友人たちと一緒に湯布院旅行を計画していた。久し振りに会っておしゃべりをして楽しい旅行をしようと言っていたけれど、その頃は、交通アクセスは復旧していると思うけれど 余震も収まっていると思うけれど、いや、そう言うことではない。被災された湯布院の人達の気持ちを考えると、とてもそんな気持ちになれないと思い、旅行はキャンセルした。
実を言うと、㋅に東北の方にも行く予定だった。もう5年経ちそろそろ行っても邪魔にならないだろうと思い、行程を考え、飛行機 ホテルを予約して、鉄道 バスの乗り継ぎ 時間等の計画書がようやくできたところだった。飛行機は入金前たったのでそのままにして、ホテルはすぐにキャンセルをした。