家の前の大きな通りを車で7~8分程行った所に最近「白南風(しろはえ)」と言小さな看板が目につくようになりました。ある時ある人から「博多織の工房ですから、一度行ってみてください」と言われフラット行ってみました。
ちょうど着いた時に玄関の戸が開けられて若い女性が顔を出し、挨拶を交わすと「今日の毎日新聞に自分のことが出たので、その新聞を新聞社の方が届けに来られたのかと思いました」と言われた。
その人の名前は滝口涼子さん(37)と言う人です。いろんな仕事をしたけれど、小さい頃から「布」が好きで、ようやく「博多織」に出会いハードな勉強をこなして今日に至っていると言う話を聞かせてもらいました。
工房はシッカリした広い木造で天井が高く中には柱がなく、3m以上と2m以上そして1.5m程の機織り機が3機並んでいました。それぞれの機に染められた細い糸が掛けられその数は8000本とか!帯一本織るのに3か月は要する仕事にはただ敬服するばかりです。
こんな若い人が「博多織」と言う伝統工芸を継承していくのは頼もしい限りです。
最近は着物を着る機会もなくなり「帯」にも縁がなくなりましたが、なんとなく支えてあげたい気持ちになりました。
ただ見せてもらうだけの気持ちだったので、カメラを持って行かなかったのは残念でした。後日と言うと滝口さんの都合もありますが、仕事の邪魔はできないので
今回は写真なしのブログになりました。