ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

ノアゼットとアキダ【noisette et AKIDA】

2007年06月10日 | フランスこぼれ話


先日19年ぶりに帰国された

私の大切なブログのお友達

フランスはラロッシェルに住む

fleur de selさん

http://blog.goo.ne.jp/fleurdesel

そして

fleur de selさんが送ってくださったお土産の中に

ノワゼットが一緒に入っておりました

ノワゼット
noisette

日本語ではしばみ 

良くはしばみ色と言いますねその はしばみです

へーゼルナッツと言えば

あ~あれねと思う方もいらっしゃることでしょう

しかし

へーゼルナッツはへーゼルナッツ

ノワゼットはノワゼットなんです

国が変われば言葉も変わる

当然

土地が変われば味形も変わる

つ魔が怒れば 私も変わるっと

ここではこれ位にしといて

さて このノワゼット



decortiquee デコルティケ

つまり殻を剥いたノワゼット

ようするに最近よくある点心甘栗の剥き甘栗のはしばみ版

殻を剥いてあるけれど非加熱

ローストアーモンドの食感は?


カリッ カリッ コリッ!っと言った感じでしょ

でもこのノアゼットは

こりっ ころっ ・・・・ネチッって感じで最後の

ネチッって所で私の中の記憶が蘇ってきたのです

フランスはノルマンディー地方のレストランで働いていた時に

そのレストランのパトロン(オーナー)が飼っていた

セントバーナード犬の アキダ

以前に書いた記事をお読みいただければ

どうして

ノアゼットがアキダなのかがお分かりいただけます

http://blog.goo.ne.jp/leshalles/m/200506/1

fleur de selさん

本当に嬉しい贈り物を

メルシーボークーです。

お世話になったレストランから

2007年06月10日 | シェフのコラム


石川に住んでいる方なら

一度は訪れた事のあるレストラン

「ぶどうの木」
http://www.budoo.co.jp/

10年ほど前の事

私もこのレストランのフレンチの厨房でお世話になっておりました

そして

休憩時間ともなると

あっちへフラフラ

こっちもフラフラ

お陰でぶどうの木で私を知らない人は居ないほど

特にフレンチレストランの向かいにある

洋菓子工房

当時 H氏がシェフパティシェをしていて

その下で働いていたAさんお子様もいるのに

朝早くから良く働いておりました

その彼女が10年ぶりに私のお店に遊びにいらしてくれました

彼女の手作りのパウンドケーキと

ぶどうの木のチーズケーキとコンフィチュールを持って!


『覚えていますか?』

の一声

顔は確かにどこかで?(口説いた覚えは無いはず{汗}

ここでと

ケーキの入った袋に印字された紋所は

ぶどうの木でした

思い出しました

キャフェを飲みながらしばし歓談

懐かしい思い出をあれやこれや

いい環境の中にあるレストランやブティックやハーブガーデン

ここで働く事の出来たことはとっても有意義でした

そして

今では当たり前になったブログにコメント投稿

当時はまだインターネットがそれほど身近に無かった時代

私の仁王房はこのコメントに当る

葉書を出した事があるのです

それが

これ




定期的に発行されるパンフレットに

やっぱり

この頃より

仁王房は

私の前を行って降りました