***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

うつくしまふくしま

2013-05-19 23:47:22 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

TOUR 2013 GOOD BY YOSHII KAZUYAファイナルの地、福島へ出発したのは
午前8時半。

 

高速道路沿いの林では山藤が満開。
こんな景色が延々と続いてました。

少しでも早くマーケットの会場に到着するべく、昼食はSAで買ったパン。

枝豆チーズパンや桃クリームパン、牛タンつくねバーガーは、どれもなかなのお味。
最近のSAは侮れないッスね。

 

12時20分にあづま総合運動公園に到着。

正面の山はたぶん安達太良山。山も木々もすんごい綺麗。

急いでて、ゆっくり眺めらていられなかったのが心残りであります(汗)

 

 

中略(笑)

 

 

午後8時15分頃、ライブが終了。

タプタプに満たされて、駐車場へ向かう足のなんと軽やかなこと。



お昼がパンだったから、ちゃんとした食事を摂りたかったけど、
「午後9時30頃までにはチェックインします」と宿に連絡していたため
途中のコンビニでお弁当を買い、一路、土湯温泉の不動湯温泉旅館へ。

不動湯温泉は土湯温泉街からしばらく走った山の中の一軒宿。
街灯は全く無く、道もダート。かな~り怖かったです(汗)


9時過ぎに宿の駐車場に到着。
が、着いた途端、なぜか宿までの階段を照らしていた灯りが消され、真っ暗(汗)
携帯の灯りでなんとか階段を下り、宿に辿り着き戸を開けようとしたら鍵が掛かってて

「こんばんわ~~~。予約した吉井(仮名)です。すみませ~~~ん。こんばんわ~~~~」

奥の部屋から会話が聞こえてきました。

おばちゃん「あらあら。まだお客さんがいたんじゃない」

おじちゃん「あ、そうだった、忘れてた」

 

お~~い(笑)

私たちの他にもまだ到着してないグループがいたそうです。
それはたぶんライブ参加者と思われ(笑)

 

すんごく素朴で憎めないおばちゃんに案内された部屋はこちら↓

照明は裸電球ひとつ(笑) 
既に敷かれていた布団がなんか淫靡チック(笑)


薄暗い部屋でお弁当を食べて、温泉に浸かって(←写真撮り忘れ)、
ダンナは布団に入って3秒で爆睡(笑)

後夜祭に行けたとしても、絶対に迎えにきてもらえなかったと思われ。
チケットが手に入らなかったのは、神様のご配慮でありますね。

 

 

翌朝の起床は午前5時。年寄りは朝が早い(笑)

昨日とは打って変わり、朝陽が射し込む部屋はとっても爽やか(←それほどでもないかw)

 

不動湯温泉旅館の正面玄関です。イイ感じでしょ♪

 

まずは露天風呂へ。

木造の長い階段が現在修理中のため仮設の急な階段を下ります。

 

 

途中からは白い花が咲く石の階段になります。すぐ横は沢。

 

お湯の中には湯の花がた~くさん。朝イチなので虫もた~くさんw 桶はもちろんケロリン(笑)
ちょっとぬるかったけど、新緑の中で浸かる温泉はめっちゃ気持ちいい。

露天風呂は混浴。お風呂から出て階段を登っている途中、おじさん二人と行き逢いました。
早起きして良かった~(笑)

 

 

露天風呂の上にある婦人用風呂。大きなガラス窓が露天気分にさせてくれます。
来る人を気にせず、ゆっくり浸かれました。

 

玄関横のショーケース(?)
こけしの里である土湯温泉ならではで、こけしがたくさん。
上段には自炊のお客さん向けにカップラーメンとボンカレーが商品として並べられてました。

 

旧館の廊下。建物は古いけど良く手入れされて、お掃除も行き届いてます。
ただ虫の来訪が頻繁なので苦手な方は厳しいかも。
私も苦手な方だけど、特大クモとか特大カマドウマじゃなければ
何とか大丈夫(笑)

 

自炊者用の台所。シンプルです(笑)

 

こちら、瓦斯(ガス)の自動販売機。初めて見ました(笑)
現在は使われてません。

ちなみに今回の宿代は、旧館の素泊まりで、ひとり4,875円也。

お部屋には液晶テレビ、浴衣、丹前、フェイスタオル、バスタオル、ティッシュと
ひととおり揃っていて快適に過ごせます。
灯りが暗くて本とか読めないのが唯一難点かな、と。

 

部屋でおにぎりとカップスープを食べてチェックアウト。

その際、おばちゃんに「昨日のコンサートはどうだったの?」と訊かれ、

「もう、最高に良かったです!」と私。

「あら~、良かったわね~、誰のコンサートだっけ?」

「あ、え~と、吉井和哉さんといって、以前イエローモンキーというグループで
歌ってた人なんですけど・・」

「その名前、他のお客さんにも聞いた気がするんだけど、
わっかんないわぁ~~、ごめんね~~」

「いいんですぅ~~~」(笑)

 

 

そして、

福島の自然を満喫しにGO。

まずは宿からほど近い男沼へ。

新緑の道を鈴をチリンチリン鳴らしながら歩きます。

 

淡い緑の葉に透き通った水、本当に綺麗です。

 

途中の『あけぼの湿原』には花の終わった水芭蕉の群落が。
咲いていたら見事だったでしょうね。


 

男沼。とても静かで美しい沼です。
午前8時前という時間でしたが、既に釣りのボートが何艘か浮かんでいました。

吉井さんも朝まで飲んでないで、ここで釣りすれば良かったのに~(笑)

 

木々の濃淡がたまらなく綺麗。

 

山道で目にとまった花を2つ。

雪笹(ユキザサ)
雪の結晶みたいな花ですね。

 

稚児百合(チゴユリ)
花言葉は「恥ずかしがり屋」だそう。ホントにそんな感じ。

何故かどちらも『白い花』でございました。

 

 

 男沼の次は女沼。

見頃ちょっと前の『つつじ山公園』から見下ろした女沼。
こちらもひっそりと素敵な沼です。

 

 

とっても静か。

あとで土湯温泉のHPを見たら、この日女将と歩くつつじ山ハイキングなる催しがあって
この後、50名くらいの人が女沼を訪れたのだとか。
セーフ(笑)

 

土湯温泉をあとにして、裏磐梯へ。

 

秋元湖。
裏磐梯に点在する湖沼群は、明治21年に起きた磐梯山の水蒸気爆発により誕生したものだそうです。

 

右上に見える残雪の山が磐梯山。

 

この時季だけの新緑。優しい色ですね。

 

裏磐梯で一番小さな湖の曽原湖。
周辺は民宿やキャンプ場が多く、とても賑やかで開けた印象の湖でした。

 

中瀬沼。
展望台からの眺めは、溜息と歓声の連続でした。何枚写真を撮ったことか。
ここから見る磐梯山は噴火の跡がはっきり分かる荒々しい姿をしています。

 

ここでも白い花を一枚。

(たぶん)菊咲一華(キクザキイチゲ)

 

 

お昼は何故かイタリアンが食べたくなり、桧原湖畔のアロマテラスというお店で。

  

トレッキングの格好だったのでお洒落な雰囲気の店内は遠慮してテラスでいただきました。

自家製の生ハム、サラミは絶品。クルミパンもクルミが新鮮で美味しい。
車エビのリングイネもなかなかの味。

が、大好きなクアトロフォルマッジが、か、辛い(汗)
唐辛子のオリーブオイルがまんべんなくかかっていて、めっちゃ辛い。
「トスカーナのペペロンチーニを入れたオイルなんですよ」と当然な感じで説明してくれた
イタリア語がペラペラそうなマダムに「オイルはかけないで欲しかったです」
などと言えるべくもなく、一切れだけ食べて涙目になった私でありました(泣)


 

気を取り直して、

こちらは、桧原湖畔の一角に咲き誇ってた水芭蕉。

諦めていた水芭蕉の花が見られて嬉しいったら。辛いクアトロフォルマッジのショックも少し癒えました(笑)

ここは植生保護のため立ち入り禁止。はい、遠くから眺めるだけで充分です。

 

といいつつ、ズームアップ(笑) なんて可愛いその姿♪

 

水田と磐梯山。

今回もたくさん写真を撮ったけど、最後に撮ったこれが今日の一番のお気に入りです。

 

 

震災前はよく訪れていた福島。

震災以後、意識して避けていたわけではないけど、

いや、無意識に避けていたのかも知れない福島。

 

やっぱり綺麗ですわ。


吉井さんに引っ張られて来て良かった。

 

吉井さん、福島の美しさを思い出させてくれて、ありがとうです。