みなさん、おはようございます。今朝までは良い天気のようです。窓から隣の家の前から少しだけ見える大隅半島はトワイライト、山の上が赤く、上空は群青、晴れ模様。あとで、桜島を撮影に出かけたいと思います。
さて、鹿児島散歩は「花瀬望比公園」です。花瀬って綺麗な名前ですが、この付近に花が開いたように美しいイソギンチャクの群落があった事から付いた名前の地名のようです。「望比」は「比:フィリピンの漢字表記」を望む地の意味。比島作戦に参加して、戦死された鹿児島県出身の方々は12000人以上になられるようですが、その遺族の方々と生存者が中心となって、昭和41年、鹿児島大学の練習船「敬天丸」で出航し、ルソン島やレイテの島で遺骨を収集されました。昭和43年春、当時の開聞町の好意でこの遠くフィリピンにつながる花瀬の地に41万6000柱余の英霊の象徴としてこの4千余柱の遺骨を祀る慰霊碑が建立されたのです。静寂な場所がいっそう戦争の悲惨さを物語り、荘厳な気持ちになり英霊を拝む気持ちになります。出かけた時は特攻花がたくさん咲いていました。
-指宿市開聞十町4208-11