地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

剣を打ち直して鋤とする【銃をギターに、 命のアート 民博で展覧会、アフリカ内戦から回収】

2013-08-06 00:05:29 | 今日の御言葉

彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して鎌とする。


「イザヤ書」 / 2章 4節
旧約聖書 新共同訳



草花が太陽に向けて花を咲かすように

私たちも人の温かさにふれた時
固く閉じていた心がやさしくなごみます。

ちょっとした思いやりが
人の心を感動させ
小さないたわりが

人と人を結びつけるきずなとなります。




▲旧ソ連時代に大量生産されたAK47
http://www.asahi.com/international/africa/camera/080109/1003.html

※ 押収された世界に悪名高いAK47(カラシニコフ)。
しかし、兵士として戦う子どもたちにとっては、
自らの命を守る唯一の道具だった。
(写真は、ウガンダ北部内戦時のもの)



http://www.nationalgeographic.co.jp/places/places_countryprofile.php?COUNTRY_ID=35


★武器をアートに:
武器よさらば 銃をギターに、
命のアート 民博で展覧会、アフリカ内戦から回収


◆毎日新聞2013年7月31日
--大阪・吹田- 毎日jp(毎日新聞)


▲内戦で使われた銃の部品などでかたどられた
「いのちの輪だち」
=大阪府吹田市の国立民族学博物館で、山田尚弘撮影




▲ギター演奏者のオブジェ
=大阪府吹田市の国立民俗学博物館で、山田尚弘撮影



長い間内戦が続いたアフリカ・モザンビークで回収された銃を解体して作ったオブジェを展示する「武器をアートに」が、国立民族学博物館(大阪府吹田市)で開かれている。作品には平和に暮らす人々の姿が表現されているが、所々に弾倉やグリップなど生々しい部分も残る。企画した吉田憲司教授(アフリカ研究)は「アートを通じて平和を取り戻す活動を知ってほしい」と話す。【田辺佑介】

モザンビークでは、1975年にポルトガルから独立後、92年まで続いた内戦で約100万人が死亡し、自動小銃「AK47」(カラシニコフ)など数百万丁が出回ったとされる。内戦終結後、武装解除を進めるためモザンビーク・キリスト教評議会が中心となって農具などと交換し、これまでに約100万丁を回収。解体した銃の一部でオブジェを作る取り組みが進んでいる。

吉田教授は、取り組みを映像などにまとめ、現地の芸術家に作品の制作を依頼。松山市のNPO法人「えひめグローバルネットワーク」が、銃と交換するための中古自転車を提供する活動を続けていることにちなみ、100丁以上を使って自転車に乗った男女を表現した「いのちの輪だち」が作られた。

会場には、他にも楽器を弾く人をテーマにした作品など約20点が並ぶ。同国から来日した芸術家のクリストバオ・カニャバートさん(47)は「奪われた命を取り戻す取り組み。平和と希望を感じてほしい」と話している。

11月5日まで。水曜休館。問い合わせは同博物館(06・6876・2151)。