地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

比喩 【拉致された女子高生 ナイジェリア:犯行認め 「奴隷で売る」 女子拉致の過激派 】

2014-05-08 13:18:53 | 今日の御言葉



わたしはこれらのことを
比喩で話したが、
もはや比喩では話さないで、
あからさまに、父のことをあなたがたに
話してきかせる時が来るであろう。

その日には、あなたがたは、
わたしの名によって求めるであろう。

わたしは、あなたがたのために
父に願ってあげようとは言うまい。

「ヨハネによる福音書」16章25, 26節
新約聖書 口語訳



貧しい人々から
受け入れられるためには、
貧しい人々のように
生きなければなりません。
貧困は、わたしたちの持参金です。
わたしたちは、貧しさに
耐えるのではありません。

イエス様のへの愛、貧しい人々への
愛のために、貧しさを喜ぶことを
自発的に決断したのです。

マザーテレサ
(マザーテレサ『100の言葉』より)



▲誘拐された少女の救出を政府に求め、
デモに参加する女性たち
=ナイジェリア南西部ラゴスで5日、
AP


★ナイジェリア:犯行認め
「奴隷で売る」 女子拉致の過激派

◆毎日新聞2014年5月7日



 【ヨハネスブルク服部正法、ワシントン和田浩明】

西アフリカ・ナイジェリアで武装集団に多数の女子高生らが拉致された事件で、同国のイスラム過激派武装集団ボコ・ハラムが5日、ビデオ声明で犯行を認め、女子たちを今後奴隷として売ると発表した。オバマ米大統領は6日、米NBCテレビのインタビューで「救出のためできる限りの支援をする」とナイジェリア政府への支援を表明、交渉の専門家を含む捜査チームを派遣する意向だ。

 ボコ・ハラムはナイジェリア北東部ボルノ州チボクで先月14日深夜から15日未明、女子高に侵入し、宿泊施設で休息中の女子生徒らを拉致。当初、拉致された少女は100人以上と報じられたが、実際には200人以上とみられる。今月4日夜にもボルノ州ワラベで12~15歳の女子8人を拉致した疑いがある。

 AP通信によると、ボコ・ハラムの指導者、アブバカル・シェカウ師は5日に公開されたビデオ声明で「彼女たちは奴隷だ。奴隷を売る市場で彼女らを売る」と述べた。拉致された女子生徒の一部は既にカメルーンやチャドなど近隣国に移送された可能性がある。

 ボコ・ハラムは2002年にボルノ州の州都マイドゥグリで結成されたイスラム過激派。現地語で「西洋の教育は罪」の意味で、政府やキリスト教会、教育機関などへのテロ攻撃を強めてきた。先月14日に70人以上が死亡した首都アブジャ郊外のバス停付近での爆発もボコ・ハラムの犯行が疑われている。

(2014年05月07日 12時12分)


★【産経抄】拉致された女子高生
5月8日

◆MSN産経ニュース2014年5月8日



『赤毛のアン』の翻訳で知られる村岡花子は、10歳から20歳まで、東洋英和女学校(現・東洋英和女学院)で寄宿生活を送った。カナダ人宣教師によって設立されたミッションスクールである。

▼作文や会話など通常の英語の勉強はもちろん、歴史や地理、比較宗教学なども英語で学んだ。「英学」のほかに、日本語で勉強する「日本学」がある。「よくもあんなに勉強ができた、といまだに不思議に思う」。花子は後に随筆で当時を振り返っている。

▼NHK連続テレビ小説「花子とアン」は今、花子の学生生活の場面が続いている。明治時代になってキリスト教の布教が許されると、欧米の教会から派遣された宣教師たちは、こぞって教育機関を設立して伝道に努めた。信徒の数こそいまだに日本の総人口の1%に満たないものの、女子教育においてキリスト教の果たした役割は大きい。

▼ところが世界には、女性の社会進出はおろか教育の権利さえ認めない、狂信的な集団が存在する。2年前、女子の教育機会を訴えていたパキスタン人少女が、スクールバスで下校途中に銃撃され重傷を負った事件は、記憶に新しい。


▼西アフリカのナイジェリアでは先月、200人以上の女子生徒が、武装集団に拉致された。犯行を認めたイスラム過激派「ボコ・ハラム」は、生徒を「奴隷」として売り飛ばすと、脅迫する動画を発表している。ボコ・ハラムとは地元の言葉で「西洋の教育は罪」を意味するそうだ。21世紀に起きたとはとても思えない、残虐な犯罪である。

▼米国政府は、女子生徒を救出するために、専門家のチームを派遣する方針を明らかにした。すでに生徒の一部が、近隣国に移送されたとの情報もある。一刻の猶予も許されない。