「光の中にいる」と言いながら、
その兄弟を憎む者は、今なお、
やみの中にいるのである。
兄弟を愛する者は、
光におるのであって、
つまずくことはない。
ヨハネの第一の手紙 2章9, 10節
★ローマ法王、中東歴訪開始…
他宗教と対話深める : 国際
◆読売新聞(YOMIURI ONLINE)2014年5月25日
▲24日、アンマンの空港に到着した
ローマ法王フランシスコ(中央)
=ロイター
【アンマン=青木佐知子】ローマ法王フランシスコは24日、ヨルダンの首都アンマンに到着し、法王就任後初めての中東歴訪を開始した。
キリスト教の聖地巡礼を通じて他宗教との対話を深めるのが狙いで、25~26日にはパレスチナ自治区とイスラエルを訪れ、東方正教会やユダヤ教の指導者らと面会する。
法王の中東歴訪は、前法王ベネディクト16世による2009年の訪問以来。アンマンでは24日夕、国際競技場で野外ミサが開かれ、信徒ら2万人以上が詰めかけた。法王は「平和は贈られるものではなく、日々の行動を通じて忍耐強く追い求めるものだ」と述べ、中東の平和を呼びかけた。
法王は「宗教間の対話」に積極的な姿勢を示しており、随行団には旧知の仲のユダヤ教とイスラム教の指導者が母国アルゼンチンから加わっている。法王の外遊に、他宗教の指導者が同行するのは異例。また、今年はカトリック教会と東方正教会の和解から50年の節目にあたり、関係強化を確認する声明を出す予定だ。
2014年05月25日 09時40分 Copyright
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★アルメニア教会のカレーキン2世総主教、バチカンを訪問
◆バチカン放送局2014年05月08日 19:04:40
教皇フランシスコは、8日、アルメリア教会のカトリコス、カレーキン2世とお会いになった。
カレーキン2世総主教率いるアルメニア使徒教会の使節団は、7日より9日までローマを訪問している。
カレーキン2世総主教は、2000年の大聖年にバチカンを訪問、翌2001年には教皇ヨハネ・パウロ2世がアルメニアで同総主教と会見している。また、カレーキン2世は2005年のヨハネ・パウロ2世の葬儀、2008年のベネディクト16世との会見、2012年の教皇フランシスコの着座式のためにもバチカンを訪れている。
教皇フランシスコはカレーキン2世を温かく迎えられ、会見後、バチカン宮殿のレデンプトリス・マーテル礼拝堂で共に祈りを捧げられた。
総主教と使節団への言葉で、教皇は全世界のアルメニア教会共同体に挨拶をおくりながら、この出会いで兄弟愛と祈りの時を共有することの喜びを表明。近年深まったアルメニア使徒教会とカトリック教会の関係を神に感謝しつつ、両教会のこれまでの交流の機会を思い起こされた。
アルメニア教会が前世紀に受けた悲劇的な迫害に言及された教皇は、この殉教の歴史と人々の信仰の証しを忘れてはならないと話された。
そして、古代教会の殉教者の血が新しいキリスト教徒を生んだように、今日、多くのキリスト教徒の殉教の血はキリスト者間の「一致の種」となったと教皇は述べ、この「苦しみのエキュメニズム、殉教のエキュメニズム」は教会間の一致への歩みを促すものと強調された。
キリストの受難に一致することで救いをもたらした多くの兄弟たちのためにも、わたしたちはこの兄弟愛の道を進んでいかなければならないと、教皇は呼びかけられた。
(2014-05-08 19:04:40)