http://hidema17.exblog.jp/i20/
この巨大な竜、年を経た蛇、
悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、
全人類を惑わす者は、投げ落とされた。
地上に投げ落とされたのである。
その使い(天使)たちも、
もろともに投げ落とされた。
「ヨハネの黙示録」/ 12章 09節
新約聖書 新共同訳
もし、
貧しい人びとが飢え死にするとしたら、
それは神がその人たちを
愛していないからではなく、
あなたが、そして私が、
その人たちにパンを、服を、
そして愛を、思いやりを
あたえなかったからなのです。
マザーテレサ
(マザーテレサ『あふれる愛』より)
▲http://m.youtube.com/watch?v=6cHoKJ5pgIk&autoplay=1
(福島香織さんの解説)
★中国「邪教」取り締まり強化
経済成長の裏 不満吸収し拡大
◆東京新聞 2014年6月12日 朝刊
【北京=白石徹】中国共産党の中央弁公庁(事務局)と公安省は今月に入ってカルト教団に認定した団体の名称を公表し、市民が勧誘されないよう注意を呼び掛けている。科学者らで組織する「反邪教(カルト)協会」も初めて詳細な教団名簿を作成し、二十団体をカルト教団に指定。ウイグルやチベットで続く宗教紛争で少数民族と激しく対立する習近平政権は、全国にまん延するカルト教信者との対決も迫られている。
党指導部が最も危険視するのはキリスト教系の「全能神」と呼ばれる新興組織だ。「共産党政権を打倒して新国家を樹立する」と公言し、入信者には「激励金」をばらまいて急速に勢力を拡大。組織の指導者から末端まで厳格に統制され、既に百万人以上の信者を抱えている。
中国でカルト教団とされる組織は、急速な経済成長から取り残された高齢者や農民、農民工(出稼ぎ労働者)らに支持される場合が多い。中国社会はこの二十年の経済成長の裏で、所得格差の拡大、土地の強制収用、不公平な医療・保険制度や就業機会などの矛盾が噴出。その受け皿として「弱者救済」を掲げる宗教組織への入信が相次いでいる。
党中央弁公庁などがカルト教団として公表したのは「全能神」「法輪功」「門徒会」「徒弟会」「血水聖霊」「全範囲教会」「統一教会」など。一九九〇年代に入って創立された新興団体が多く、教祖らは米国などに逃亡して海外から活動資金を支援するケースが目立つ。
今回始まった全国一斉の取り締まりは、全能神の信者六人が先月二十八日、山東省招遠市のファストフード店内で、勧誘を断った女性客を「悪魔」と呼んで殴殺したことがきっかけ。
(東京新聞 2014年6月12日 朝刊)
★中国、キリスト教狩り
★東亜日報2014年6月19日 04:12
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014061959178
11日午前5時、中国浙江省温州市楽清白象鎮の「琯頭」教会に撤去チーム員100人余りが押しかけ、十字架を撤去した。数日間徹夜で十字架を守った数十人の信者が撤去チーム員と衝突し、こん棒でなぐられて負傷者も出たと、香港の星島日報が報じた。
白象鎮当局は公権力行使の数日前、「建築面積が規定より広い」という理由で十字架の自主的撤去を通知し、奇襲的に撤去に出た。
浙江省政府は4月初めから温州市永嘉県にある三剛教会の強制撤去を行った。全国の信者約3000人が集まって撤去を阻止して交渉を行ったが、4月28日に結局撤去された。
今年4月以降、琯頭教会のように「建築法」違反などを理由に撤去された十字架は温州市だけで約100件にのぼる。突然の「十字架狩り」が起こっている。
米ニューヨークタイムズと米国にサーバーを置く中華圏メディアの明鏡網などは、温州をテスト地域として実施している中国当局の教会撤去の動きを紹介した。建築法違反を大義名分にしているが、キリスト教の成長がはやく、教会が民主化運動勢力と関連があることと無関係ではないと分析した。
1989年の天安門事件での学生指導者であり、「21人の指名手配犯」の1人である張伯笠牧師は、「温州で撤去などの弾圧を受けている教会は、ほとんどが国家の許可を受けた教会だ」とし、「最大の原因は急速にキリスト教信者が増えていることだ」と分析した。
中国当局の公式統計によると、中国内のキリスト教徒は2300万人ほど。しかし1億人近いという説もある。米パデュー大学は最近、中国のキリスト教徒が2025年には1億6000万人、2030年にはカトリック信者を含め2億4700万人に達すると見通した。中国が、メキシコ、ブラジル、米国などを抜いて世界最大のキリスト教国家になるということだ。
中国は憲法で宗教の自由を保障しているが、若年層や知識人などを中心にキリスト教信者の急激な増加は共産党に対する忠誠心を弱めると、中国当局は憂慮している。窮極的に共産党政権体制の脅威になり得ると考えるためだ。
さらに天安門事件後、民主化反体制者の多くがキリスト教徒であることから、「キリスト教徒=反体制者」という認識も強まっている。現在、中国内のキリスト教信者の70%以上が1989年の6・4事件以降、キリスト教徒になったという資料も中国当局を緊張させる要因だと、明鏡網が伝えた。
温州が中国キリスト教布教の中心になったのは、ここで商人が早くから海外活動が行っていたため自然に外国の文物に接する機会が多く、キリスト教との接触が早かったことと関係がある。
(JUNE 19, 2014 04:12)
この巨大な竜、年を経た蛇、
悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、
全人類を惑わす者は、投げ落とされた。
地上に投げ落とされたのである。
その使い(天使)たちも、
もろともに投げ落とされた。
「ヨハネの黙示録」/ 12章 09節
新約聖書 新共同訳
もし、
貧しい人びとが飢え死にするとしたら、
それは神がその人たちを
愛していないからではなく、
あなたが、そして私が、
その人たちにパンを、服を、
そして愛を、思いやりを
あたえなかったからなのです。
マザーテレサ
(マザーテレサ『あふれる愛』より)
▲http://m.youtube.com/watch?v=6cHoKJ5pgIk&autoplay=1
(福島香織さんの解説)
★中国「邪教」取り締まり強化
経済成長の裏 不満吸収し拡大
◆東京新聞 2014年6月12日 朝刊
【北京=白石徹】中国共産党の中央弁公庁(事務局)と公安省は今月に入ってカルト教団に認定した団体の名称を公表し、市民が勧誘されないよう注意を呼び掛けている。科学者らで組織する「反邪教(カルト)協会」も初めて詳細な教団名簿を作成し、二十団体をカルト教団に指定。ウイグルやチベットで続く宗教紛争で少数民族と激しく対立する習近平政権は、全国にまん延するカルト教信者との対決も迫られている。
党指導部が最も危険視するのはキリスト教系の「全能神」と呼ばれる新興組織だ。「共産党政権を打倒して新国家を樹立する」と公言し、入信者には「激励金」をばらまいて急速に勢力を拡大。組織の指導者から末端まで厳格に統制され、既に百万人以上の信者を抱えている。
中国でカルト教団とされる組織は、急速な経済成長から取り残された高齢者や農民、農民工(出稼ぎ労働者)らに支持される場合が多い。中国社会はこの二十年の経済成長の裏で、所得格差の拡大、土地の強制収用、不公平な医療・保険制度や就業機会などの矛盾が噴出。その受け皿として「弱者救済」を掲げる宗教組織への入信が相次いでいる。
党中央弁公庁などがカルト教団として公表したのは「全能神」「法輪功」「門徒会」「徒弟会」「血水聖霊」「全範囲教会」「統一教会」など。一九九〇年代に入って創立された新興団体が多く、教祖らは米国などに逃亡して海外から活動資金を支援するケースが目立つ。
今回始まった全国一斉の取り締まりは、全能神の信者六人が先月二十八日、山東省招遠市のファストフード店内で、勧誘を断った女性客を「悪魔」と呼んで殴殺したことがきっかけ。
(東京新聞 2014年6月12日 朝刊)
★中国、キリスト教狩り
★東亜日報2014年6月19日 04:12
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014061959178
11日午前5時、中国浙江省温州市楽清白象鎮の「琯頭」教会に撤去チーム員100人余りが押しかけ、十字架を撤去した。数日間徹夜で十字架を守った数十人の信者が撤去チーム員と衝突し、こん棒でなぐられて負傷者も出たと、香港の星島日報が報じた。
白象鎮当局は公権力行使の数日前、「建築面積が規定より広い」という理由で十字架の自主的撤去を通知し、奇襲的に撤去に出た。
浙江省政府は4月初めから温州市永嘉県にある三剛教会の強制撤去を行った。全国の信者約3000人が集まって撤去を阻止して交渉を行ったが、4月28日に結局撤去された。
今年4月以降、琯頭教会のように「建築法」違反などを理由に撤去された十字架は温州市だけで約100件にのぼる。突然の「十字架狩り」が起こっている。
米ニューヨークタイムズと米国にサーバーを置く中華圏メディアの明鏡網などは、温州をテスト地域として実施している中国当局の教会撤去の動きを紹介した。建築法違反を大義名分にしているが、キリスト教の成長がはやく、教会が民主化運動勢力と関連があることと無関係ではないと分析した。
1989年の天安門事件での学生指導者であり、「21人の指名手配犯」の1人である張伯笠牧師は、「温州で撤去などの弾圧を受けている教会は、ほとんどが国家の許可を受けた教会だ」とし、「最大の原因は急速にキリスト教信者が増えていることだ」と分析した。
中国当局の公式統計によると、中国内のキリスト教徒は2300万人ほど。しかし1億人近いという説もある。米パデュー大学は最近、中国のキリスト教徒が2025年には1億6000万人、2030年にはカトリック信者を含め2億4700万人に達すると見通した。中国が、メキシコ、ブラジル、米国などを抜いて世界最大のキリスト教国家になるということだ。
中国は憲法で宗教の自由を保障しているが、若年層や知識人などを中心にキリスト教信者の急激な増加は共産党に対する忠誠心を弱めると、中国当局は憂慮している。窮極的に共産党政権体制の脅威になり得ると考えるためだ。
さらに天安門事件後、民主化反体制者の多くがキリスト教徒であることから、「キリスト教徒=反体制者」という認識も強まっている。現在、中国内のキリスト教信者の70%以上が1989年の6・4事件以降、キリスト教徒になったという資料も中国当局を緊張させる要因だと、明鏡網が伝えた。
温州が中国キリスト教布教の中心になったのは、ここで商人が早くから海外活動が行っていたため自然に外国の文物に接する機会が多く、キリスト教との接触が早かったことと関係がある。
(JUNE 19, 2014 04:12)