ということで(笑)
武家出身の明治生まれの祖父はいろいろな教育をわたしたちにしてくれました。
そのひとつで、日本共通の感覚かどうかは知らないのですが、お正月の正しい過ごし方を教えられていました。
元旦は、お皿洗い以外の仕事をしてはいけない。
元旦は、お風呂に入ってはいけない。
元旦に、お金を使ってはいけない。
などなど。
(なので、わたしは今でも、お年玉も、お正月のお参りのお賽銭まで、大みそかに用意したものを使い、お財布を開きません)
ほかにも、3が日はお掃除をしてはいけない。
などがあります。
元夫さんは、昔の教え的なものを鼻で笑うタイプの人で、元旦からデパートに行き福袋を買い、スーパーで食材などをふんだんに買ってごちそうを食べていました。
私の中では、元旦からデパートに行くのがしんどかったし、何より元旦から普通に働いている人を見るのも忍びなかったです。
こどものころ、初詣にでかけると、商店街が、ずらっとシャッターが下りていて、それぞれのシャッターに、お正月のお飾りがあり、
謹賀新年
なんて張り紙をしているのを眺めると、その厳かさに幸せを感じました。
シャッターがすべて降りているあの静寂が、元旦でも存在しなくなったことが寂しいです。
ということで、今年も、できる限り家事をしないように、まったりのんびり好きなことをして3が日を過ごしたいと思っています。