今回、鎌倉に行って強く感じたのは、その土地に残っている、ある種の古いエネルギーでした。
源頼朝とその実子の実朝を祀る神社
大河ドラマはちょうど鎌倉を舞台にしています。
頼朝が幕府を開くまで、御家人たちの中で、優秀な人間を次々と粛清していく描写があります。
脚色もありますが、事実も入っているでしょう。
当時の歴史を記したものは、勝者が書いているため、正当化されて真実が書かれているとは限りません。
ですが鎌倉の血塗られた歴史は真実もたくさんあると思って見ています。
駅にこんなイラストが。
源頼朝は、当主だけではなくその子孫まで根絶やしにします。
その理由は自身の体験によります。
平清盛に、父親を殺された。
その時、その子供たちがまだ幼かったので、清盛は子供たちの命を奪わなかったのです。
その結果その子供たちだった、後の頼朝や義経がやがて成人し平家を滅ぼす。
こちらは鶴岡八幡宮の平家の池。
滅びてなお、池に四(し)の島を置かれ、永遠に死を望まれている。
源氏の池の島は三(産)。
命が生まれることを祈られている。
北条政子の命によってそう作られたと伝わっています。
今は幼くても、いつか成人して自分を脅かす存在となることを自分が証明しています。
だから子孫を絶対に殺すのです。
そこに、殺された側の恨みがなかったはずはありません。
京都の雅な方たちが、政治を行っていた時代から、武器を持った武士たちの世に作り替えた人。
平家は家族の真似事をしただけでしたから。
武力とか戦いとか。
力で統一していくわけですから。
それはもう、血なまぐさい歴史であったことでしょう。
そして鎌倉には、700年経つと言うのに、そのエネルギーが、まるでつい昨日のように残っていたのです。
たたし鎌倉には、それを鎮めようとする慈愛のエネルギーがありました。
京都は陰陽師の力でそれをねじ伏せようとしたイメージですが、鎌倉は、多分北条政子が母だったからそのようなエネルギーになったのかもしれないです。
今回旅をして、鎌倉は血塗生臭い武士と母のエネルギーだと感じました。
因縁の歴史を持つのは鎌倉だけではないでしょう。
どこでもそういうことが起こっている。
おうちに因縁があると、霊能者の人がいうことがあります。
それは単なる脅しではなくて、1つの事実だと思います。
ただ、それを一人が背負う必要はないと思います。
高いお金を払って除霊してもそれはいっときのこと。
また戻ってるのです。
毎日ご先祖様に手を合わせる。
感謝と全ての罪の懺悔。
自分の罪、先祖の罪、全ての人の罪。
それを人間として懺悔し、今生きていることに素直に感謝する。
昔から言われていることが正解なのだと思いました。
鎌倉で、ありありとしたそれらのエネルギーを感じた時、700年たっても慰められないものがあると知りました。
だからこそ、常にご先祖様に手を合わせ、感謝する気持ちを持って生きていくことが必要だと思いました。
そして因縁に負けないために、常に清く正しく、生きていきましょうね。