天使を見た話です。
15年以上前の話です。
90を過ぎていた祖父が、そろそろ危ないと連絡があり、10年以上見舞いに行くこともできず、もう亡くなるからと家族に頼み込み、なんとか日高にいる祖父の病院にお見舞いに行くことができました。
私は自由のない生活をしていたので、祖父のところにお見舞いに行くことすら家族の許可が必要であり、かつ家族と一緒じゃないといけないので、家族はこういうことがとても大嫌いな人だったので、もう二度と会うことはないと思い、最後のお別れの気持ちで行きました。
10年ぶりに会う祖父はもうこの世界の人ではない神々しい顔をしていました。
天使を見たのは祖父の病室に入ってすぐの時でした。
祖父の顔見た瞬間に、祖父が見ている私たちの姿がビジョンとして頭に入ってきたのです。
動物や赤ちゃん相手などでそのような現象が起きることはあったのですが、大人に対してそのような現象が起きるのは初めてでした。
一瞬なぜ自分の姿が映っているのだと感じて、ああ、祖父が見ているものが私の頭の中に入ってきているんだと理解したときに、私のすぐ後に謎の炎の塊のようなものがあるのが見えました。
祖父は私たちを見ていたのではなく、私の後を見てニコニコ笑っているのは部屋に入った瞬間から感じていたのですが、後ろにいる方を見ているとシンプルに思っていました。
赤ちゃんや猫はよく私の後ろを見ますから(笑)
でも、改めて自分の後ろの方を見たことがなかったので、どんな存在なのかじっと目を凝らしてみたところ、焰の塊が人間のような形をしているのがわかりました。
とてもとても大きかったのですが、よく見るとその人間の形の黄色と白の焰には羽根がありました。
天使を見たと言うより天使の形をした焰を見たと言うのが正解です。
なんとなく大天使ミカエルかなと思いました。
実は夢でよくミカエルに助けてもらっていたからです。
その夢では宇宙大戦争のようなものが展開ていたのですが、かなり前に師匠にその夢のことを話したら、その奥こうなっていたでしょ、と指摘されなぜわかるのかと驚きました。
前世療法の先生でもあった師匠は、私の夢の内容を、自分の前世としてみていたと話していました。
だからね、和恵ちゃん、それは本当にあったことだよ。
実際に夢で見た場所に行って、そこにその通りの岩と謎の祠を発見したので、今では前世だと思っています。
面白い話なので、次からは夢で見た宇宙大戦争とタイトルつけて書こうかな。
何十年にもわたってみてるから壮大なスケールなんだよな。
ということで続く
あ、前世の話として続きます(笑)