✴︎八坂神社レポート(2022年5月21日訪問)✴︎
5社巡りの一つ八坂神社
伏見稲荷大社に次いで2番目の初詣参拝者数を誇る神社ということで。
実はこちらに来たのは今回で3回目なのですが。
京都に来た回数が限られるうえ、ほぼ仕事で行ける箇所は限られていたのに、同じ場所ばかり行き過ぎな私。
でもきっと、また来ます。だって素戔嗚だし青龍だもの(笑)
それではさっそくレポートしていきたいと思います(*^_^*)
✴︎13:47✴︎
城南宮からここまでYちゃんのご主人の車で送っていただきました。
さすがは京都の繁華街だけあって、車も結構混んでいまして。
こちらで降りて信号渡ります~
この辺の街並み、京都っぽくて大好き。
実際に寄ったことはないと言う方も、この門は見たことがあるのでは?
と思うほど有名なこちら西楼門
出は入っていきましょう~
いらっしゃいますね~、随神様
実はこちらが目立っているので、正門と思っていたのですが、公式サイトで見たら、南楼門が正門とありました。
西楼門は正門じゃないため、いわば横から入っていることになるので、門をくぐると、正面に本殿とはならず、まずはわしゃわしゃ~と摂社があります。
それを一気に通り過ぎ、まずは五社巡りの御朱印をいただきまして。
(色紙になっているのを、カサコソしまっていると、知らないお兄さんに声をかけられて、それ、どこでもらえるんですか?と質問されました。親切ていねいに教えて差し上げました笑)
✴︎13:56✴︎
人が集まっていくので何かなと思っていると、結婚式の列が出てきまして。
傘をさしている神職の方、重そうで大変そう。
本殿手前にある舞殿
こちらが国の重要文化財にも指定されている本殿です。
「本殿には、素戔嗚尊と櫛稲田姫命の夫婦神とその子供たちである八柱御子神等が祀られています」
これは、素戔嗚好きとしてはちょっと嬉しいです。
中御座におわしますのは、我らが素戔嗚尊(すさのおのみこと)
わーきゃー(オオナムチ様も好きですが、素戔嗚尊も大好きなので)
伊奘諾尊(いざなぎのみこと)伊奘冉尊(いざなみのみこと)の子であり、天照大神と月読命とともに生まれてきたとあります。
実は、歴史オタクとしては、大和朝廷側のアマテラスと、出雲王朝の王であるスサノオが姉弟って??
となるわけです。
ついでにいうと、月読命って、誰?ともなるわけです。
このあたりのことは、山のように本が出ているので、参照にされたし。
その話は置いておいて。
このような飾りも好きでつい目がいっちゃうのです。
東御座には、正妻である櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)が祀られています。
すごいのは、東御座には同じく素戔嗚尊の妻である神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)・佐美良比売命(さみらひめのみこと)も祀られています。
でも、私は逆に、こうして一緒に祀られていることのほうが誇らしい気がします。
皆様すばらしい神様です。
例えば神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)は、私が大好きな宇迦之御魂神(お稲荷さんに祀られている神様)をお産みになられていらっしゃるし。
なんていうか、八坂神社に祀られている神様は、私的なオールスター感があるのです(不敬ですみません)
そして西御座に、八柱御子神(やはしらのみこがみ)が祀られています。
こちらは、八王子としても知られます。
私がつい最近行った、高尾山がある、あの八王子です。
(その1~8まであり、1に行けば、続きをクリックして全部読めます)
その中には、松尾大社で祀られている市杵島姫命(別のお名前になっていますが)もいらっしゃるのです。
私、好きな神様、若干偏っているので、同じ名前が繰り返し出てくると思うので、コツコツ覚えていただけると嬉しいです(*^_^*)
傍御座として櫛稲田姫命の父母の稲田宮主須賀之八耳神も祀られているのです。
本殿には伝説があります。
龍穴の上に建つ社殿
「八坂神社の本殿は池の上に建っており、その池は青龍の住む龍穴だと言われています。ですがその池は現在、亀腹状に盛り上がった漆喰で固められており、見ることはできません。
いつ固められたかはわかりませんが、明治38年(1905)の本殿修理に従事した職人の方(当時11歳)の『内々陣真下の池には清冽な水がたたえられ、何か神秘的な雰囲気に満ち満ちていた』という証言が残っています」
公式サイトより
本殿だけでも、じゅううううぶんに堪能できるのですが、山のようにある摂社末社を巡りましょう。
まず、本殿の右にあったこちらから巡ります。
✴︎14:01✴︎
祇園のお伊勢様と呼ばれると大神宮社
御祭神:天照大御神/豊受大神
その横には、龍の神様の力が宿るとされる力水(祇園神水)がありました。
本殿の下には龍穴と呼ばれる深い井戸があり、神泉苑と繋がっているとされています。
こちらは、その井戸ではありませんが、新しく地下90mから汲み上げられたものなのだそうです。
悪王子神社
御祭神:素戔嗚尊荒魂(すさのをのみことあらみたま)
あく、ですって?と思いますよね(^^)
悪王子の「悪」とは「強い力」の意であり、諸願成就のご神徳があります。とのこと。
そしてその隣にあるのは美御前社(うつくしごぜんしゃ)
御祭神:多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)
多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
素戔嗚尊の美しい娘で宗像三姉妹としても知られます。
世界遺産の沖ノ島に降り立った女神としても有名です。
末の市杵島姫命は、松尾神社に祀られていますね。
そしてこちら!
心から磨かれるご神水「美容水」
身も心も美しく磨かれる「美容水」と言われています。
お肌に2、3滴おつけください。とあります。
お肌に2、3滴おつけください。とあります。
当然付けます。
ここ、何度か通りかかったのですが、いつもすごい列になっていました(笑)
そのまま進むと、曲がり角があります。
左に行くと円山公園へ抜ける鳥居(東北門)があります。ここから外に出られるため、鳥居から車がどんどん入ってきていました。
摂社が並んでいる左側に折れて進みます。
角にあったのはこちらです。
日吉社
御祭神:
大山咋神(おおやまくいのかみ)
大物主神(おおものぬしのかみ)
大物主神(おおものぬしのかみ)
その横には
刃物神社
御祭神:
天目一箇神(あめのまひとつのかみ)
天目一箇神(あめのまひとつのかみ)
「苦難を断ち切り未来を切り開く」
うむ(力強く頷く)
天目一箇神と言う神様は、あまりなじみがないのですが、文字から考えて、タタラ場(もののけ姫に出てくるあのタタラ場)関係の神様かなって思います。
かつては鉄が重要でした。また、鍛冶は、片目を失明することが多かったため、一つ目というキーワードは鍛冶師と関わると考えられるのです。
素戔嗚尊とヤマタノオロチ退治、そしてそのあと、草薙剣を手にしたこと、また、出雲は鉄でも有名でありますからね。
つまり、かなり重要なキーワードとなる神様なのです。
そのほか、摂社、末社をまとめてご紹介
五社
御祭神:
八幡社(応神天皇)
竈神社(奥津日子神・奥津比売神)
風神社(天御柱命・国御柱命)
天神社(少彦名命)
水神社(高龗神・罔象女神)
祖霊社
ご祭神:八坂神社歴代宮司等の主要関係者
厳島社
御祭神:
市杵島比売命
神馬舎
有名な八雲立つの歌碑
十社
御祭神:
多賀社(伊邪那岐命)
多賀社(伊邪那岐命)
熊野社(伊邪那美命)
白山社(白山比咩命)
愛宕社(伊邪那美命・火産霊命)
金峰社(金山彦命・磐長比売命)
春日社(天児屋根命・武甕槌神・斎主神・比売神)
香取社(経津主神)
諏訪社(健御名方神)
松尾社(大山咋命)
阿蘇社(健磐龍神・阿蘇都比咩命・速甕玉命)
玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)
御祭神:
宇迦之御魂神
玉光稲荷社奥宮の命婦稲荷神社
円山公園にあった、何かをしまっている倉庫。
御神輿とかなのかな?
✴︎14:18✴︎
円山公園を抜けて平安神宮に行こうとしていると、何かお茶屋さん的なものが目に入りました。
め、めにゅーだけ見せて~
とりあえず休んでおきますか(笑)
わらび餅6種は、おいしくいただきました(結構ぺろっといけるよ~)
ではラストを飾る平安神宮へGOなのです~
【八坂神社】
御祭神:素戔嗚尊
櫛稲田姫命
八柱御子神
櫛稲田姫命
八柱御子神
素戔嗚尊の8人の子供(八島篠見神、五十猛神、大屋比売神、抓津比売神、大年神、宇迦之御魂神、大屋毘古神、須勢理毘売命)の総称
配神
(東御座に同座) 神大市比売命、佐美良比売命 - いずれも素戔嗚尊の妻
(西御座に御座) 稲田宮主須賀之八耳神
創建:斉明天皇2年(656年)
例祭日:6月15日
例祭日:6月15日
住所:京都府京都市東山区祇園町北側625
アクセス:
京阪電鉄京阪本線「祇園四条駅」から徒歩5分
阪急電鉄京都線「京都河原町駅」から徒歩10分
摂社:
疫神社
その他:
社宝・文化財など:
祭神:蘇民将来
悪王子社
祭神:素戔嗚尊の荒魂。
冠者殿社
祭神:天照大御神との誓約時の素戔嗚尊の御気
末社:
北向蛭子社
祭神:事代主神。正保3年(1646年)建立。
大神宮
祭神:天照大神、豊受大神
美御前社
祭神:宗像三女神(多岐理比売命、多岐津比売命、市杵島比売命)
社の前には美容水が湧いている。
大国主社
祭神:大国主神、事代主神、少彦名命
玉光稲荷社
祭神:宇迦之御魂神。玉光稲荷社権殿の「命婦稲荷社」と二社で一体とされている。
日吉社
祭神:大山咋神、大物主神
刃物神社
祭神:天目一箇神
厳島社
祭神:市杵島比売命
太田社
祭神:猿田彦命、宇受女命
大年社
祭神:大年社、巷社神
十社
多賀社(伊邪那岐命)
熊野社(伊邪那美命)
白山社(白山比咩命)
愛宕社(伊邪那美命、火産霊命)
金峰社(金山彦命、磐長比売命)
春日社(天児屋根命、武甕槌神、斎主神、比売神)
香取社(経津主神)
諏訪社(健御名方神)
松尾社(大山咋命)
阿蘇社(健磐龍神、阿蘇都比咩命、速甕玉命)
五社
八幡社(応神天皇)
竈神社(奥津日子神、奥津比売神)
風神社(天御柱命、国御柱命)
天神社(少彦名命)
水神社(高龗神、罔象女神)
御旅所・境外社:
四条御旅所(重要文化財)
三条御供社(重要文化財)
大政所御旅所旧跡(重要文化財)
その他:
二十二社(下八社)
旧官幣大社
別表神社
旧官幣大社
別表神社
神仏霊場巡拝の道第116番(京都第36番)
社宝・文化財など:
国宝
本殿
重要文化財
建造物八坂神社 29棟
美術工芸品
疫神社本殿(えきじんじゃほんでん)
悪王子社本殿
蛭子社本殿
美御前社本殿(うつくしごぜんしゃほんでん)
大国主社本殿
玉光稲荷社本殿
日吉社本殿
太田社本殿
大年社本殿
十社本殿
五社本殿
冠者殿社本殿
四条旅所本殿(2棟)
大政所社本殿
又旅社本殿
舞殿(ぶでん)
神饌所
透塀(すいべい)
神馬舎(しんめしゃ)
神輿庫(みこしこ)
絵馬堂
西手水舎
南手水舎
西楼門
西楼門翼廊(2棟)
南楼門
石鳥居
木造狛犬
太刀 - 銘豊後国行平作。平安末期の豊後(大分県)の刀工・行平(ゆきひら)の作
太刀3口 - 各銘出羽大掾藤原国路金具御大工躰阿弥 祇園社御太刀 承応三甲午年九月吉日。江戸時代の刀工・出羽大掾国路(でわだいじょうくにみち)の作
鉦鼓(長承三年銘)1口(附 鉦鼓(無銘)1口)
紙本着色祇園社絵図
祇園執行日記9冊(附 祇園社記等59冊)
八坂神社文書(2,205通)89巻、40冊、1帖、1通
算額 - 元禄4年(1691年)長谷川鄰完奉納。絵馬堂にて復元額を展示
備考:
元の祭神であった牛頭天王が祇園精舎の守護神であるとされていたことから、元々「祇園神社」「祇園社」「祇園感神院」などと呼ばれていたものが、慶応4年=明治元年(1868年)の神仏分離令により「八坂神社」と改名された。
祇園祭(7月)
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