✴︎意宇杜~天平路(客の森)(2023年5月22日訪問)✴︎
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出雲の創造神、八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が、
国土を広げるための「国引き」を終えた時、
「おえ(終わった)」と言いながら杖を大地に突きました。
その、神様が杖を突いた場所が今も残っているのです。
さすが出雲!
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これは、出雲市駅の玄関前にある大きな看板です。
ヤマタノオロチ神話、因幡の白兎神話と同じくらい有名な神話。
だけど古事記に載っているわけではないため、知らない人は全く知らない。
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同じく駅の前の看板。こちらはヤマタノオロチ神話
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こちらは因幡の白兎
【せっかくなので神話を簡単に説明】
昔々、出雲の創造神、八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)は出雲の国を見渡して「この国は、細長い布のように小さい国だ。
どこかの国を縫いつけて大きくしよう」とお思いになりました。
そこで、どこかに余分な土地はないかと海の向こうを眺めると
どこかの国を縫いつけて大きくしよう」とお思いになりました。
そこで、どこかに余分な土地はないかと海の向こうを眺めると
(中略)
幅の広い大きな鋤(すき)で大きな魚を突き刺すように、ぐさりと土地に打ち込むと、土地を掘り起こし切り離し、丈夫な綱をかけて、「国来、国来(くにこ、くにこ)」と言いながら力一杯引っ張ると土地は動くて、その土地は出雲の国にくっつきました。
的な感じで進みます。
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ここから見えるところがそうですよ、と書いてある奉納山の展望台の看板
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展望台からの眺め。
で、最後に「国を引くのは終わった」と言い、杖を地面に突いて、「おえ(終わり)」と言いました。
なのでその土地を意宇(おえ)と呼ぶようになりました。
と神話にあります。
その「杖をついた場所」になります。
「おえ」と仰られながら杖をつきたてると、その場所には草木が生い茂ったそうで、東出雲の「意宇の森」になったと伝えられています。
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うむ、確かに狭い範囲にめっちゃ植物生えています。
客の森には推定500年とされるタブの木、エノキ、ヤマモモの木があるそうです。
タブの木?となるけど、それはまた今度。
車で通りがかっても、まさかここに神様が実際に杖を突いた場所があるなんて思わないでしょうね。
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改めて思う。
いや、杖ついた場所が残っているって!!
周りは田んぼで、その中でこの場所だけを残したよ!という風情でぽっかりという感じでありました。
車から降りる前に、この場所に老夫婦がいて、写真を撮っているのが見えたので、なんとなく話しかけてみました。
すると、昔はここに渡ってお参りできたが、今は草がすごくていけないな、と言われ。
確かに!となりました。
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たしかに何か橋のような石が渡してある。
この中にお社的なものとかしめ縄で区切られた場所があるそうですが、残念ながら見えませんでした。
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神様が、実際にここにいたかもしれないと考えると、本と感動します。
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~パワースポットで感じたエネルギーを短編小説にしました~
~北海道の記事と写真担当しました(*^_^*)~
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