先日行った「スモールワールズ」の中に併設された、この展示。
入場料は500円。
入口には、こんな映画のポスターが。
これ、日本初の長編漫画映画。
中国の伝説を題材にした伝奇物語。
当時、日本の長編漫画映画は、東映の独壇場で、
正月とお盆の時期に公開された。
私は、毎回観に行った。
↓は「ゴジラ」のシリーズ。
ゴジラは、日本から出て、世界に通用するキャラクターとなった。
「ゴジラ」「ラドン」「モスラ」が三大作品で、
次第に子供向けになってしまった。
さて、会場に入ると、
おやおや。
すごい。
ケースの中にすさまじい数の人形が。
年代別の説明で分類。
「デビルマン」は、永井豪の最高傑作。
家には文庫版の5巻揃いがある。
そして、少年マンガ雑誌の表紙が。
私の子供の頃、少年雑誌は月刊誌で、
発売日を待ちかねた。
「おもしろブック」「冒険王」「少年画報」などがある中、
私のお気に入りは「少年」だった。
というのは、「鉄腕アトム」が連載されていたからだ。
他に「ぼくら」というのもあった。
少女向けでは「少女フレンド」などを記憶している。
毎号、いろいろな付録がついていた。
やがて、少年雑誌は週刊になり、
「少年マガジン」(講談社)と「少年サンデー」(小学館)が発刊された。
生活の単位が月単位から週単位に変化したのは、
テレビの影響かと思う。
マガジンとサンデーが発刊されたのは、
昭和34年3月17日の同じ日。
価格は50円。
それより4年遅れた昭和38年7月8日に発刊されたのが、
「少年キング」(少年画報社)。
マガジンとサンデーに遅れを取り、発行部数は常に最下位だった。
「少年ジャンプ」(集英社)、
「少年チャンピオン」(秋田書店)が
台頭するのは、もっと後(1968,1969年)のこと。
「鉄腕アトム」に並んで、
「ジャングル大帝」は、私にとって、聖書。
もともと「漫画少年」(1947年創刊)に連載されていたものを、
その後、いろいろな雑誌が引き継いだ。
今も家には、3巻本が保存されている。
記憶に残るのは、マガジンに連載された
「巨人の星」と「あしたのジョー」。
最終回は、喫茶店でなく、書店で求めて買った。
というわけで、すっかり昭和に戻されてしまった。
すさまじいコレクション。
よくも集めたものだ、と思ったら、
これ、個人のコレクション。
若藤昌男さんは、1959年生まれで、
松山市道後でバー「ヒーロー☆スター」を経営している方。
「ヒーロー☆スター」に展示しているものを
要請により、貸し出しているという。
この展示は、1月25日まで。
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