あたしの場合ここ数年の“夏恒例”と言うと、先日終わった子どもコンクールと、母校の夏期講習で何かしらの講座を受けることになっています。
学生の頃から、大学が長い休みになる夏はいつもと違うところへ出掛けて行って何か勉強していたので、その名残かもしれません。
でもレッスンに追われて自分の時間がなかなか作りにくい今は、夏の休みの作りやすいこの時期が絶好のチャンスなのです。
なので暑さのあまりダレる心にムチを打って、今年も楽しいお勉強
昨年はジャズの講座、その前は楽曲分析の講座に参加しました。
今年はようやく日程が合って、コレペティートルと声楽家のための講座というのを聴講できたのですが、発声法に時間がかかり過ぎて、残念ながらピアニストとしては物足りなかったです。
(※コレペティートル=オペラの練習用伴奏者。オペラのオーケストラ伴奏をピアノ1台でするのは、またそれ用の特殊な技術が必要なのです
)
ピアニストにとってでさえ目から鱗のユニークな発声法で、それを聞くのも決して無駄ではないでしょうけれど、身体に染み付いた発声法を変えるにはとにかく時間が掛かる!
発声法の講座は別に作るべきだと思いました。
せっかく9000円もするベーレンライター版の『フィガロの結婚』ヴォーカルスコアを買ったのにな~
まぁ、いずれまた使う機会があるだろうけれども。
今回の講座で一番の収穫は、モーツァルトは絶妙なタイミングで管楽器に『神の声』を託すのが旨いのだということ。
それから弦楽器の刻みを弾く時は、できるだけ鍵盤の底でピアノの弦に近い場所から離れずに弾くっていうこと。
2日間も時間を割いて、寝不足になりながら行ったのに、それだけ
ですが、ないよりマシか(*´д`*)