徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

ジョン・レノンを撃った男

2008年07月10日 | ★★★



ジョン・レノンを撃った男
おすすめ度
原題:HE KILLING OF JOHN LENNON
製作:2006年 イギリス
製作:ラカ・シン
監督・脚本 アンドリュー・ピディングトン
出演:ジョナス・ボール J・フランシス・カーリー ニコール・デロリー ソフィア・ダブロウスキー トーマス・A・マクマホン

少し前に観た「チャプター27」と同じテーマの作品。ジョン・レノンを暗殺したマーク・デイヴィッド・チャップマンを題材にした「ジョン・レノンを撃った男」です。

1980年12月8日。ジョン・レノンはオノ・ヨーコと共にスタジオへ向かう途中、ファンの男に差し出された「ダブル・ファンタジー」のジャケットにサインをする。数時間後、この男に5発の銃弾を撃ち込まれ、彼は間もなく死去。犯人の名はマーク・デイヴィッド・チャップマン(25歳)。彼は何を想い、そしてなぜ世界的なスターを殺害したのか。事件当初から様々な報道が飛び交い、チャップマンの本当の姿を知るものは少ない。本作は言動、ロケーションを出来る限り忠実に再現し、観る者と共に、犯人の心の闇とあの日起きてしまった紛れもない「真実」に迫る。(作品解説より)

「チャプター27」はチャップマンの3日間をただひたすら追い続けるというものでしたが、この作品はホノルルでの生活、妻、母などチャップマンのバックグラウンドが比較的詳しく描かれています。そういう意味ではこちらのほうが分かりやすくて観易いかもしれません。

取材に基づいたチャップマン自身の言葉を主演のジョナス・ボールが語りながらストーリーが展開していきます。


ホノルル在住時代に、既に彼の奇行は始まっています。



そして、凶器となった銃、リボルバー38口径。
護身用と偽り169ドルで購入。
こんな人がにいとも簡単に買えるなんて…。その事実自体が恐ろしい…。

刑務所に入所し、精神鑑定を受けたり、悪魔払いを受けたりと犯行に及んだ後のチャップマンの様子も描かれていて情報量としては申し分なかったんですが、主演のジョナス・ボールがキレイ過ぎるのがどうも気になりました。役に近いという意味では、ジャレッド・レトの方がハマってた気がします。

私には一生かかっても、このマーク・デイヴィッド・チャップマンという男について理解する事は出来ないと思うし、これを観てやっぱり嫌悪感しか残りませんでした。

でも「乗りかかった船」には乗っちゃうタイプなんですよねえ…。
何しろドMなので。


前田有一の超映画批評



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