先日、Yahoo!のニュースだったか何かで
放鳥された朱鷺が新潟の本州側で目撃されたという
記事を目にして、その後どうなったのかなぁ…気になる。
人間の都合で絶滅(日本では!)に追い込まれてしまった
悲劇の鳥ということで、私の中では関心が高く…
子供の頃から『朱鷺があと○羽になってしまいました』という
切羽詰ったカウントダウン的報道を聞かされていたせい?
佐渡島には『野生復帰ステーション』という施設があって
そこから9月25日に飛び立った10羽の朱鷺について
足環やGPSを使ってモニターしているようです。
中国では国鳥に指定しようと思ったら
学名のNipponia nippon が気に入らなかったらしく
すったもんだと聞いたような…コレモキニナル
シーボルトさんも罪な学名をつけたものです。
…と思ったら、正式に命名したのはシーボルトさんではなく
後年の方だったようで…調べてみるものですね。
もっとも、絶滅したのは日本に住んでいる野生種であって
中国にいる朱鷺も生物学的には全く同じ種らしく…
中国の朱鷺を連れてきて繁殖させようとしていたことが
悪いことのように思えてしまったあの報道は何だったのかなぁ…
と大人になった今は思うのです。
ただ、朱鷺を保護→繁殖→放鳥、となると
農作物への被害も懸念されるようで…
一旦壊れてしまった生態系を元に戻すのは
難しいということなんでしょうね。
人間も生態系の中に入っていないとおかしいのに
別枠になっているように思える今日この頃。
中国で生息しているとはいえ
絶滅危惧種であることには違いないようです。