LIFE is PHOTO Masa Takahashi

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羊の歌

2015年06月12日 | 写真



「羊の歌」。
加藤周一の名著をいまだからこそ、読もうと思う。

明治から大正、昭和へと、日本が戦争への道を進んでいったあの時代を語った羊の歌。
恥ずかしながら、まだ読んだことはない。
何度か書店で本を手にしながら、「昔のことをいまさら…」と躊躇していた。

そこにたまたま一昨日、大学の同級生で、現在大学の教壇に立つ友人がFacebookに投稿していた一文を目にした。

「明日の講義のコメントに、年寄りが護憲派で、若者はちゃんと選挙に行っても憲法を変えれないなどと書いてあった。
いゃぁ、もう返答するのにうんざりする。仮に憲法がここ十年ぐらいで自民党のブラック憲法に代わって、その結果しっかりと戦争の泥沼やら国民の奴隷化による疲弊が出るのは十五年ぐらいだろうか。

我が八歳の息子がそのひどい未来を体験するのだろうか。」と。

さらに、
「明日はもちろん淡々とワイマールからナチスへの流れを話すつもりだ。憲法を失効させ、それを矮小な民族憎悪で昇華させる卑屈な人間像は今の日本人とそっくりだということを」と結んでいた。

ワイマールからナチスへの流れが、今の日本とよく似ているという。
ならば、日本の大正から敗戦までも、今の日本とよく似ているのではないか?

そう指摘する人たちも多い。

歴史は、いまを生きるためにある。

歴史は、未来をつくるためにある。

「羊の歌」を読もう。

「八月十五日」の章で終わる 羊の歌を・・・

 

   上の写真は、広島平和記念公園にある「禎子の像」。
   下の写真は、子どもたちの祈りを込めた灯篭が並ぶ八月六日の原爆ドーム。
 

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