人には元々、
生まれ持った星というものが備わっています。
それは多くの人がご存知でありましょう。
北斗七星などは、その代表のように言われますね。
ですが、
それだけではありません。
実に多くの星があります。
そして、
それらの星には独特の法則というものがあって、
時に乱気流に巻き込まれたかのような、不可抗力の災いをその法則によって受けることがあるのです。
私もそれらの作用を受けた時期があります。
それはもう理由の分からないトラブルを招くものですから、
全く自分に自信をなくした時がありました。
本当に辛かったです。
例えば、
運命学には「天中殺」とか、「坎宮」とかあります。
ですが、
それだけではないんです。
しかし、
それらの働き・作用は、すべての人に等しく働いていきます。
誰もに平等に作用するのです。
ですから、
自分だけが受ける不幸だったり不遇だったりするのではありません。
では、どうすれば良いのか?
まず、
自分の心を日常からよく観察して、
その変化を摑むことが大事だと思いますね。
自分の持つ能力や才能が、
時に逆の評価を受けることがある。
自分の得意とすることが空回りをすることがある。
あれ、どうしたんだろう?
と感じたときには、
自分の動きを今一度見直す必要があるのでしょうね。
例を身内に取りますが、家内は欲望の強い星を持っています。普段はそれを外には見せないで、私にも悟られないように注意していますが、悪く出やすくなる時に入ると、その働きが目について、悪く目立つ。
一言でいうと悪い印象を与えるのです。
本人だけならそれには気がつかないのですが、他人が責めるような目をしたりすると、どこか悪いことでもしたのかな?と、考えるきっかけとなったりして、それがやがて改めることとなるわけですね。
中には図太い人もいて、そんな非難の目を無視するのですが、彼の良いとされる点は否定されるのです。
だから、
やればやるほど逆効果になるのです。
そんな時は、良いとされる能力の使用を控えると良いのですね。
多くの人がそういうような方法を採用して、その不可解な時期を乗り越えていかれます。
人は元々、長所とか短所とかを持っていますが、
時には、長所が短所になったり、短所が長所になったりすることがあるのですね。
というか、諸刃の剣という方が適切でしょうか。
能力が逆に自分を殺す働きをすることがあると。
だから、
そんなときには、その力を封印するのです。
その力を使うのを我慢するのです。
人生には、
忍耐の時も必要なんですね。
そして、
その変化をよく見て、自分を制御しコントロールしていくことは、
人生を生きる上で、必要なことでしょうね。
多分、
人生の成功者は、みんなそうして乗り切って行っているのでしょう。
私は運命学を学んでいますから、星を見ながらそれを確認します。
特に、体系化された「密教占星術」を研究して来ました。
その研究には、自分自身の心と身体を使って、痛みを伴いながら追求してきましたから、その法則性には自然界における法則性と同じだという確信があります。
それは折紙つきだと自負しています。
そんなとき、
ある方が、自分でも訳が分からない、どうしてなんだろうかといって、相談に見えた方がおられた。
それが今言った内容と同じだったので、
一言伝えたいと思ったのです。