六枚目のコイン

つぶやき、趣味,占星術,

オリジナル作品が生まれるまで(Ⅱ)

2023年04月19日 08時11分07秒 | 音楽・ロック
そこで問題なのが、
第二のある「想い」が浮かんでくる場合。
そのある想いというのが、
実は重要なんですね。

その想いの基は、
一体なんだろうかと、以前考えることがあった。
そして、
その想いの根拠が、
前世にあることが自分の中に確信として出てきた。

人の運命を見るようになり、
現世とのつながりを見るようになって、
それが分かった。

例えば、
ある人が、失恋の歌をよく歌うとする。
なぜ、こんなにも繰り返し繰り返し、
ある特定の人を慕う歌を作るのだろうか?

そう考えるとする。
その答えは、その人の前世にある。
前世に繰り返した異性との悲恋の人生。

その悲恋の人生は、
一度だけではない、何度も繰り返してきた過去の人生。

つまり、
その悲恋の想いは、
深層意識にとどめられた前世の記憶なのだ。
その記憶は、抑圧意識となって、
何度も何度も、その人の表面意識に浮かび上がってくる。

因みに、
チベット仏教では、心相続といって、心は過去世から現世に引き継がれて、今に至るという。

それが歌となるのだ。
その人の抑圧意識に残る前世の記憶。
果たされなかった想いが、
その人をして歌わせる。

本人としては、
もういい加減に、そういう歌を歌うのは止めにしたい。

だが、
そうはいかない。
運命の強制力が、
その人をして、何度も何度も歌にして歌えと強いるのだ。

それを「運命の反復」といって、否応なしに不幸な運命を引きずり、繰り返してゆく。

そういう抑圧意識となった、不幸な運命を、私たちは歌にして、その人生を再現させている。というわけなんですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オリジナル作品が生まれるまで!

2023年04月19日 07時45分55秒 | 創作音楽
歌を作り、曲を付けて、
そして、アレンジを施して、
自分の声をメロディに乗せて、
歌が完成する。

中には、歌い方が今一ということで、いろいろ変化を施して、
何度も何度も歌い上げて、
そして、自分の作品に仕上げる。

まさに、作品とは、
我が子のように手塩にかけて育て上げていくものなんですね。

そして、
作品の作り方にも、幾つかのやり方があるように思います。

一つには、ある一連のメロディが浮かんでくる場合。
ピアノやギターという、楽器を弾いていて、
偶然に気にいったフレーズが生まれた時。

または、
あるコードの響きが気にいって、そのコードを弾き続けていくうちに、
一連のフレーズが生まれたりする場合。

その場合は、
全体の曲のイメージに合わせて、詩を付けていきます。

(あくまでも、私個人の作成方法を述べていますから、
他のやり方をしている方も、もちろんあるでしょう。
その場合は関知しませんから、御理解下さい。)

もう一つの方法としては、
ある「想い」がふと浮かんで来た場合。
この場合、
想いの正体を掴むために、
具体的なイメージを考えていくんです。

そうすると、
イメージに沿って、言葉が肉付けされて、
核となる想念の具体的な世界が展開されていきます。

そして次に、
そのイメージ世界にふさわしい曲を付けていくということになります。

オリジナル作品を生み出すプロセスには、
こういう楽しい作業があるわけですが、
内的な心の集中、選択、思考というものが必要だということが分かりますね。
要するに、
内的な充実感を得られるんです。

バンドでやっている場合は、
これまた一苦労がありますね。
バンドで曲を作る場合もありますが、
基本的に一人がオリジナル作品を持ってきて、
それをバンドの演奏でああやっていく。

その場合、アレンジが重要になりますね。
出来合いの曲を演奏する場合は、
あまりそんなこと考えないと思うんですよ。
コピーですから、
レコードと同じように再現すれば良いんだと思われるでしょう。

ですが、自分たちがその曲を演奏するんだから、
自分たちの音が大事だという考え方をする場合、
その自分たちのバンドの音を生み出すまでが、
これなかなか大変です。

メンバー間の相性の問題があります。
その相性の問題をクリアしたとして、
これが自分たちの音なんだと、
出来上がるまでのプロセスには、
人知れぬ苦労があると思います。

それができると、
味のあるバンドだということで、
そのバンドは世に知れてくるわけです。

日本の場合は、あまり深く考えないかもしれませんが。
実はそこにバンドでやる妙味があるんですね。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする