このシリーズも、いよいよ最後になりました。
最後は、九紫火星を本命星にしてみていきたいと思います。
では、
一番掛け、九紫火星、坎宮に座して四緑木星掛かり、木生火の大吉。
二番掛け、 〃 兌宮に座して八白土星掛かり、火生土の大吉。
三番掛け、 〃 艮宮に座して一白水星掛かり、水剋火の大凶。
四番掛け、 〃 乾宮に座して五黄土星掛かり、火生土の大吉。
こういう流れになりました。
最後は大吉なので、そう深刻なことにはならないかなと・・・。
そして、九紫火星は今年艮宮に廻座しているのですが、
歳徳神がついているんですね。
だから、
今年は大吉運だと見てもいいのではないでしょうか。
そこで、
一番掛けの「九紫火星が坎宮に座して四緑木星が掛かるのは、
家事改革か業務変更について心配事あり。
焦って、あがきすぎて、自分で自分の運勢を悪くする」
「一家離散の象あり。」
「競争者、敵の動きに注意せよ」
「依頼事、相談事は他の妨害あり」
ざっと、以上のような内容が出てきます。
大吉ですから、深刻な形ではないでしょう。
これ、過去ですから、
現在の問題の原因となる部分ですよね。
次、二番掛け。
「急速に物事をなさんとすると、物事破れる。徐々になして吉」
「共同事業にて損失を招く、俗にいうお人好しで他人のために損失受ける」
これは“損して得取れ!”という意味なのです。
賢い人は、計算ができるので、ある程度の損失は覚悟することですね。
次、三番掛け。
「艮宮に座して一白水星掛かり、水剋火の大凶。
これはちょっと困りましたね。
「住所または身分地位の変更などで悩みあり」
こういうことですね。
艮宮は変化の宮です、曲がり角です。
そこに差し掛かって、悩んでいる様子が見えますね。
次、四番掛け。
結論ですね。どういう結果が見えるでしょうか?
「ものごと、八・九分通り進むが、末遂げず挫折する」
「大事をとりすぎ、失敗する」
ははあ、物事成就しないと出ますね。
そこで、乾宮に五黄土星が掛かるのは、少し深刻ですねえ。
五黄土星が掛かるということ自体が問題なのですよね。
これをもう少し見てみると、
九紫火星が乾宮に入ると、あまりよくないのです。
霊数秘伝を見てみましょう。
すると、
「生霊の祟りあり!」と出ますね。
生霊とは、人の念の災いです。
明らかに悪念を以て、人に障るわけです。
あるいは、誰かの誹謗中傷とかも、この生霊の難に当たるのですね。
これが一番掛けで見えますので、
今の物事を成就させるためには、
どうにかしないといけませんが、
どうすればいいのでしょうか?
要は成就する上で、
避難中傷をしている人がいるわけです。
反対している人がいるわけですね。
だから、
その反対者が考えを改めてもらうか、
悪い思いを解消してくれるようになるか。
そういうことだと思うのですね。
成就を邪魔する要素を失くさない限り、
成功はできないのですから。
解決法は言いません。
あなただったら、どうしますか?
以上、
ざっとこういうような占断と判断ができるのです。
そして、
開運法が具体的に出てくるのですね。
すごい占断術ですね、密教占星術は。
己を空しくして、謙虚にわが身を振り返るならば、
自然とその道が開けてくるのを感じるんです。
以上で、このシリーズを終わりたいと思います。
以上のことで、
ご質問や疑問に思われた点があったならば、
どうぞ、コメント欄にてご記入ください。
できるだけお応えしたいと考えております。
では、そのときまで。
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