町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。
思考を巡らさずとも理解ができるマシュマロのような柔らかい文章なのか
グミのような弾力もありつつサッと噛み切れるような文章なのか
ガムのように噛めば噛むほど味の出る文章なのか
煎餅のように力強くバリバリと噛み砕く必要のある文章なのか
わかりやすい文章は一見良い(とされる)文章かもしれないが、そこには満腹感がない。
受け手側としては、「この文章わかりずらいなぁ」と思った時、それは自分の知識不足等が原因なのか、それとも書き手の表現力不足なのかどう考えるべきだろうか。
仮に、自分の知識不足によって理解ができなかった場合、「自分のような人間にもわかるように書いてくれなきゃ!」と書き手側の成長を期待するのでは残念な気がしますが、そのような書籍の方が売れるんでしょう。
堅焼き煎餅をもっと食べやすくしろという主張に対して、ぬれ煎餅を提供してみよう。
しかし、それは味も歯ごたえも変わってしまう。
なによりも堅焼き煎餅の堅いという絶対的魅力がなくなってしまう。
わかりやすさには限界がある。
”わかりにくいことをわかりやすく”という精神は大事。
しかし一方で、すんなりと理解できてしまうものにはどこか味気なさも感じないだろうか。
また、”わかりにくいこと”はつまりわかりにくいのであるから、わかりやすくすることはできないのではないかという疑問も生じる。
わかりにくいことをわかりやすくできるのであれば、わかりにくいとされていたことは実はわかりやすいことであったと言えるのではないか。
”内容は正しいがわかりにくい文章”
これはわかりにくいだけであって内容としては正しいことを言っている文章。
受け手側としては、間違った内容の文章を理解しようとしているのではなく、正しいモノを理解しようとしているというそこの"正しさ"は評価されるべき。
その正しさを貫いている以上は、わかりにくい文章を理解しようとすることも1つの醍醐味なのかもしれない。
筋トレの世界ではこのようなことが言われますよね。
できることをやっててもできないことができるようにはならない
毎日10キロのダンベルを上げていても、30キロのダンベルが上がるようにはならない。
う〜ん、なるほど。
これは筋トレに限らないのかもしれません。
わかるモノ、わかりやすいモノに触れているということは、わからないことがわかるようにはならない。
簡単なわかりやすい説明は一見良さそうに見えて、思考を止めてしまう危険性もあるということか。
あえてわかりにくい文章に触れることで脳が活性化すると。
文章が長くてわかりにくい
言葉が難しくてわかりにくい
A4用紙1枚でまとめてほしい
何文字以内で説明してほしい
文章の長短でそのわかりやすさが決まるということでもない。
何かを説明するとき、それを端的にわかりやすく説明することがいいことなのか、説明は長いけれどもより深く理解できるような説明がいいのか。
「小学生にわかるように説明できれば本当に理解しているということ」というのは聞いたことがあります。
ん?
小学生にもわかるように説明できなければ理解していないということなの?
否、そうは思わない。
確かに、受け手側の思考に合わせて説明をすることは必要な場合もある。
しかし、内容によっては、説明を受ける側にも一定の知識・知恵が必要な場合が多くあるはず。
正直なところ、小学生に「司法書士とは?」をわかりやすく説明する自信はありません(´▽`)
もし、わかりやすく表現することが善であるなら会社法の立案担当者は果てしなく悪です。
一方で、別の考えもある。
アーティストは受け手の思考に合わせて表現をするのではなく、自分の思考そのものをありのままに表現します。
しかし、そもそもアーティスティックな営みの結果に答えはないはずです。
そこには正しいとか間違ってるなどという概念は存在しない。
音楽や絵画、陶芸などによって表現されるモノは、受け手側によってその意味は変わってくる。
なので、それはそれでいいんだと思います。
しかし、正しい事を伝えなければならない場合はそうはいかない。
例えば、我々司法書士の世界で言うと、遺言書の書き方とか、相続の流れだとか、相続分がなんちゃらとか、登記手続きのことだとか、これらには一定の決まり(正しさ)があります。
これを説明する時、自分の思考だけで説明すると伝わりにくい部分がある。
受け手側としてはもっとわかりやすく説明してほしいと考えるでしょう。
が、やはりここにも限界がある。
堅焼き煎餅を試行錯誤してぬれ煎餅にすることは可能かもしれないが、本来の意味(味や歯ごたえ)は失われてしまう。
堅焼き煎餅の魅力を崩さず、なおかつ、濡れ煎餅のようにすぐに噛み切れるような食べやすさ(噛み切れるという点においての食べやすさ)を実現することはできないか。
おそらくできない。
いや、できる部分とできない部分がある。
だからこそ司法書士の世界では「代理制度」があるのかな?
どうなの?笑
わかりにくいことをわからせることは至難の業。
であるならば完全にわからなくてもいいからわからないことは司法書士に任せてよ、ということなのか。
さて、皆さん。
今回のブログ、僕は何が言いたいのでしょうか?
大丈夫です。
そう悲観しないでください。
さぁ顔を上げて。
僕の気持ちは皆さんと同じです。
そうです。
僕も自分が今回のブログで何が言いたいのかさっぱりわかりません。
でも、わからなくてもいいじゃない。
人間だもの。
虹が出ていました。
キレイです。
そこに説明はいりません。
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