舞姫

ひぐらし日記

5-ALA投与でコロナ患者早期回復か! 

2021-08-24 | 日記
 長崎大学が新型コロナウイルスに対する強力な感染抑制効果を確認したアミノ酸「5-ALA」。
「CRP」と呼ばれる体内の炎症を示すタンパク質の値も同時に正常化したとしています。
 5-アミノレブリン酸(5-ALA)の用途はこの10年、研究の進歩と共に急速に広がっています。なんと5-ALA摂取でがん細胞にのみ蛍光物質が蓄積し、がんを赤く光らせることも分かり、2013年には脳腫瘍、2017年には膀胱がんで手術の精度を上げる「術中診断薬」として承認されました。
 この5-ALAが知られるようになったのは約10年前。医療の現場では、ブルーライト照射とあわせて脳腫瘍(しゅよう)と膀胱(ぼうこう)がんの診断薬として活用されるようになった。海外では皮膚がんの治療薬にもなっている。
 「薬」として承認を得るための「治験」には、長い年月がかかり、(脳腫瘍の術中診断薬としては約5年、膀胱がんでは約10年)、さらに莫大なお金も必要でしたと。現在確認されているのは細胞レベルの抑制効果のみ!

【治療にも、予防にも期待】 「5-ALA」が体内で変化してできる産物の「ヘム」や「プロトポルフィリン」。これらがコロナウイルスの突起にくっつくとウイルスは細胞の受容体と結合できず感染できない、つまり「予防効果」がある可能性も示されています。さらに「5-ALA」の投与で増える「ヘム」を分解する酵素には抗炎症作用があることから重症患者に起こる免疫の暴走「サイトカインストーム」を抑制すること、また「5-ALA」が本来持つ代謝を上げる力が新型コロナの「後遺症」を改善することも期待されています。ブドウ糖を原料に微生物による「発酵法」で作られています。





期待高まる新型コロナの「国産ワクチン」はいつ打てるか?

2021-08-23 | 日記
  アンジェスは第2/3治験 の結果を今夏に発表する予定だったが、分析が遅れており、まだ公表していない。さらに感染防止効果を高めるため高用量製剤での第1/2治験 を8月17日に始めたばかりで、実用化にはしばらく時間がかかりそうだ。

 塩野義は2020年12月16日に、国内第1/2治験 に着手した。2021年7月27日に公表した「新型コロナウイルスに対する弊社の取り組み」では、年内に第3相治験 を開始する準備を進めており、治験 と並行して年末までに3000万人分以上の生産体制を整備すると。海外、ベトナムでも治験 で年内に実用化へ ?

 第一三共は2021年3月22日に、国内第1/2相治験 に入り、現在、未接種者に対する初期段階の治験を国内で進めており、年内に海外を含む数千人を対象に最終段階の治験を行う予定。3回目接種の治験はこれと並行して進め、ともに早期の申請を目指し、来年に実用化の目途。

 KMバイオロジクス、不活化ワクチンも2021年3月22日に、第1/2相治験 を開始しており、2021年中に第3治験 に進む予定と。来年春には設備が本格稼働し、夏ごろからの実用化を目指しています。 不活化ワクチンが完成すると、ウイルスの切り替えが可能になるためデルタ株などの変異株に対応したワクチンの製造も可能になると。

一年前の記事

2021-08-20 | 日記
舞姫
ひぐらし日記
新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向 JAK阻害薬
2020-08-19 | 日記

JAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬

JAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬では、関節リウマチ治療薬バリシチニブ(米イーライリリーの「オルミエント」)が米NIAID主導のアダプティブデザイン試験の一部としてレムデシビルとの併用療法に関する国際共同臨床試験を開始。同試験には日本も参加しています。P3試験も行われています。

JAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬ではこのほか、トファシチニブ(米ファイザーの「ゼルヤンツ」)も欧州で医師主導臨床試験が行われているほか、スイス・ノバルティスも骨髄線維症などの適応で承認されているルキソリチニブ(製品名「ジャカビ」)のP3試験を準備していることを明らかにしています。

日本新薬は、骨髄線維症を対象に開発中のJAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬NS-018をCOVID-19による重症肺炎やARDSの治療薬に転用することを検討。同社は、肺動脈性肺高血圧症治療薬セレキシパグ(製品名「ウプトラビ」)をCOVI-D19で生じる血栓症の治療薬として開発することも検討しています。

エーザイは、かつて重症敗血症を対象に開発していたものの、P3試験で主要評価項目を達成できずに開発を中止したTLR4拮抗薬エリトランの臨床試験を開始。試験は、国際共同治験「REMAP-COVID」として行われ、米国で開始したあと、日本を含むグローバルへと拡大する予定です。
エリトランは、サイトカイン産生の最上流に位置するTLR4(Toll様受容体4)の活性化を阻害する薬剤で、サイトカインストームの抑制を狙います。

その他 英アストラゼネカは海外で白血病治療薬として承認されている
BTK(ブルトン型キナーゼ)阻害薬アカラブルチニブの臨床試験を実施中。










既存薬3種の同時投与でコロナ患者死亡率が2%に減少 日赤が発表

2021-08-19 | 日記
 投与したのは、抗ウイルス薬「レムデシビル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」、免疫調整薬「バリシチニブ」。

 新型コロナウイルス感染症の重症患者に3種類の既存薬を同時投与し、死亡率が2%と従来の10分の1程度にまで減少したとする研究結果を、日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)のチームがまとめ、呼吸器専門誌(電子版)に発表した。入院期間も約6日短縮され、逼迫(ひっぱく)しやすい病床状況の改善にも役立つ可能性があるという。

 研究結果は、投与していない重症患者と比較していないため厳密には評価できないとしつつも、同センター呼吸器内科の出雲雄大部長は「3剤を同時投与すれば、手遅れになるのを回避するとともに、早期退院を可能にし、病床も確保しやすくなる」と話した。 (By 田中泰義,8/18 毎日新聞)



「カクテル療法」でコロナ治療に期待❕

2021-08-18 | 日記
新型コロナ治療の新たな選択肢「カクテル療法」の期待と課題
 今年7月、厚労省が新型コロナウイルス感染症の治療薬として特例承認したのが「抗体カクテル療法」だ。50歳以上や糖尿病、慢性腎臓病、慢性肺疾患の持病があるなどの重症化リスクが高い軽症・中等症患者を対象にして、東京や大阪などで導入されている。発症7日以内でないと効果が少ないともいわれるが、重症患者の増加に歯止めはかかるのか❕

 トファシチニブ「経口特効薬」は、新型コロナウイルス肺炎患者の体内で「JAK」の働きを抑えます。JAKは「サイトカインの活性化」を抑える
 つまり「サイトカイン」を静かにさせることができれば、新型コロナウイルス感染症、例えば肺炎は重症化を抑えられ、命を救うことができる可能性があることになる。

 カルナバイオがGilead社と共同で、「ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)調節薬」の特許を出願した「飲むオプジーボ」に期待❕