舞姫

ひぐらし日記

CO2を常温で合成し材料開発 高密度で閉じ込め可能になるか‼

2021-10-18 | 日記
 CO2を常温で合成し材料開発 高密度で閉じ込め可能に 京大など

 二酸化炭素を常温・常圧で化学合成し、多孔性材料を作ることに成功した京都大チームの研究(Ⓒ高宮ミンディ/京大アイセムス)

  二酸化炭素(CO2)を常温・常圧で化学合成し、多数の小さな穴を持つ材料(多孔性材料)を作ることに成功したと、京都大などの研究チームが米化学会誌に発表したと。

 CO2を原料とした立体構造の入れ物に、高密度のCO2を閉じ込めることが可能となり、CO2につながる大気中のCO2の効率的な貯留などに活用が期待される。

ソーラーフロンティアがCIS薄膜太陽電池生産から撤退

2021-10-15 | 日記
ソーラーフロンティアが太陽電池生産から撤退、事業構造転換へ
 出光興産は2021年10月12日、100%子会社であるソーラーフロンティアがCIS薄膜太陽電池生産から徹底すると発表した。撤退後、太陽光発電所のEPCやO&M事業に注力する方針。また、結晶シリコン太陽電池をOEM調達し、自家消費システムの提案の他、太陽光発電と電気自動車(EV)や蓄電池を組み合わせたシステム開発などにも注力すると。

※ CIS薄膜太陽電池は、発電層に銅(Cu)、インジウム(In)、セレン(Se)という3つの元素を主に用いる太陽電池で、シリコンと比較して光を吸収する能力が高いため、発電層の厚さを約100分の1程度にできる特徴がある。

※ パナソニックも太陽電池生産から撤退、国内外でのパネル販売は継続

次世代太陽電池 ペロブスカイト 「日本にはこれがない」と開発者が語る課題とは

2021-10-14 | 日記
 次世代の太陽電池と期待されるペロブスカイト太陽電池の技術は日本の研究者によって開発された。同電池は光を吸収するペロブスカイト結晶を膜状に加工して作る。液状の結晶原料をプラスチックフィルムなどに塗布して作れるので、軽く薄く、曲げることも可能だ。日本発の技術にもかかわらず、日本が世界をリードするには課題があると開発者の宮坂氏は指摘する。

 量産の口火を切ったのは、ペロブスカイト太陽電池に特化したスタートアップのサウレ・テクノロジーズ(ポーランド)で先月(9月)のこと。イギリスのオックスフォード・フォトボルテイクス中国企業も商業生産の準備中という。

 日本企業では、フィルム基板のペロブスカイト太陽電池として世界最大サイズ(703cm2)で世界最高のエネルギー変換効率15.1%を実現した東芝が、実用化に向けて一歩踏み出した。

 日本発の技術であるペロブスカイト太陽電池だが、量産化・商業生産では海外企業に遅れをとっている。それはなぜか。
 ”ペロブスカイト太陽電池に特化した企業が勝つ。”
 10年ほど前は太陽電池のワット当たりの生産数は上位を日本企業が独占していたが、中国企業にとって代わられた時と同様に成りそうだ。

 に貼る、に取り付けるなども含めて、太陽光の直射光以外を利用する目的に特化したもの、と考えればいいと思う。

 研究だけでなく、社会実装の面でも海外の方が進んでいる。脱炭素の面からもさまざまな応用が期待できるペロブスカイト太陽電池だ。




次世代 リチウムイオン電池の商業化に向け共同開発へ

2021-10-13 | 日記
 規模へLiB市場、2025年に約500億米ドル
 東芝と双日、ブラジルCBMMは2021年9月24日、ニオブチタン系酸化物(以下、NTO)を用いた次世代リチウムイオン電池の電池の商業化に向けた共同開発契約を締結したと発表した。CBMMは、ニオブ(Nb)の生産と販売を手掛ける企業。双日は、CBMMの株主の1社で、CBMMの日本市場向けの総代理店を務めている。

 3社は2018年6月に、NTOを用いたリチウムイオン電池負極材の共同開発契約を締結して以降、東芝研究開発センターを中心として開発を進めてきた。今回、試作セルの開発を完了し、商業化に向けた量産プロセスの確立と早期の市場投入を目指し、さらなる協業を進めるに至った。EV(電気自動車)向けなど、高エネルギー密度で急速充電が可能な次世代リチウムイオン電池について、2023年度の商業化を目指す。

 東芝は、負極にチタン酸リチウム(LTO)を用いた二次電池「SCiB」を展開しているが、そのLTOと比べると、NTOの理論堆積容量密度は約3倍となる。NTOは、長寿命や急速充電といったLTOの特長も併せ持つという。 By村尾麻悠子

※東芝はペロブスカイト太陽電池で変換効率15.1%を実現
ホシデン、ペロブスカイト型太陽電池事業に参入

世界が注目する次世代太陽電池「ペロブスカイト」、生みの親が抱く期待

2021-10-12 | 日記
 カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の達成に向けて世界中が動く中で、日本は再生可能エネルギーの普及拡大に注力する。その中でも次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」は、曇りの日や蛍光灯の光でも十分発電できることから世界中で注目されている。桐蔭横浜大学では、同太陽電池の社会実装に向けた研究開発が進んでいる。

 現在普及しているシリコン製の太陽電池は、家庭用発電設備や人工衛星などさまざまな分野で利用されている。だがエネルギー変換効率が20%で、太陽光が当たっている時しか発電できないという課題がある。一方でペロブスカイト太陽電池は薄くて軽く曲面に設置できる。エネルギー変換効率は実験レベルで25%以上を達成しているが、量産化が難しく社会実装されていない。

 同太陽電池の生みの親で、桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授は「同太陽電池の開発は、日本よりも中国の方が関心を示し研究を進めている。日本でも多くの人に研究を進めてほしい」と話す。by 日刊工業新聞 

> 小型気球を使ったペロブスカイト太陽電池の飛翔実験