公園の遊歩道を歩いていると、
足元近くから小鳥が飛び立ち近くの藪の中に降りた。
藪の中なのでなかなかその姿を確認することができなかったが、
3mほど先で雑草の種を食べている姿を見付けた。
逃げないようにおもむろにカメラを向けて焦点を合わせていると、
こちらを向いた。
アオジの雌だった。
カメラに気付いたアオジは採食を止め、
藪の中から出てきて手前の枯草の幹に止まってこちらを見ている。
間近に人がいるのに逃げる気配が無く、
むしろポーズを取ってくれているようだった。
黒のダウンコートと黒の帽子だったので、
人とは思わなかった可能性もあるが・・・・・
後姿を見せたので(巻頭の写真)飛び去るのかと思われたが、
少し移動して、枯草の無いところでこちらを眺め続けている。
人に慣れているのか?、餌がほしいのか?、は不明だが、
ただこちらを見詰めていることはだけは確かである。
アオジの瞳にはキャッチライトがあった。
ポートレートでは瞳の中にカメラマンが写り込んでいることがあるので
もしかすると・・・・・と、拡大してみると・・・、
アオジの瞳のど真ん中に私の姿が写っていた。
解像度が低いのでポートレートのようにきっちりとした画像は得られなかったが、
小鳥の瞳にまでカメラマンの姿が写る(カメラ目線なので当然なのだが)となると、
もう少し解像度の高いカメラが欲しいと思うところだが、
「鳥専(鳥を専門に撮っているカメラマン)」になる予定も無いので・・・・・。