MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

同志の友(01)・月明かりの雪道に待つ

2013年01月15日 | 写真短歌

過去数年のブログを検証したところ、
季節の移り変わりの記事が多く、
しかも、同じものばかりを見てきたようである。

たとえば「桜草の開花」については、
毎年のように記事にしていた。
前年と比較したりするのには便利だが、
比較したからといって特別な結論が生まれる訳でもなく・・・・。

と言うことで、
今年は季節の変遷を取り上げつつ、
過去の事象についても、
もしかすると何事も無く消えていくであろう過去の短歌や俳句から、
取り上げてみたいと思っている。

閑話休題・・・・
昨日の大雪は多方面に多大な影響があったようで、
近くのスーパーでは生鮮野菜が入荷せず、
いつもの野菜サラダ売り場には、丸のままのトマトが並んでいた。

雪が降るたびに思い出すのは、
海自74期練習員の同期だった「S」である。


同県出身である事から小田和湾の夕日を見ながらいろいろと話し合った。
二人の夢は「海自の上級幹部」であり、
何かにつけて切磋琢磨していたが、
Sはより上昇志向が強く、私が勇気付けられることの方が多かった。

幹部への近道は、夜間大学を出て幹部候補生の試験資格を得ることなので、
二人とも下総基地への配属を希望し、希望通りに配属され、
入隊一年後の春、お互いに都内の大学に進学した。
このとき、やがて護衛艦艦長や護衛隊司令など、
海自の上級幹部を歴任した、同期で同隊所属のKも進学していた。

ある日の寒い夜、
いつものように基地への近道を自転車で走っていたら、
先を走っていた自転車が止まった。
そして声をかけてきた。
声の主は、支援整備隊に配属されていたSだった。

そのときの私はやや疲れ気味だったが、
そんなところを見逃さないのがSで、
「今しかないよ、がんばろうぜ!!」と肩を組んできた。
嬉しかった・・・・。
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