4日ぶりの大町公園散歩で、
バラ園に入ったのは5日ぶりだったが、
春薔薇が剪定され花の数か少なくなっていたバラ園は、
一斉に夏の花期を向かえており、明るいバラ園に戻っていた。(巻頭の写真)
緑の遊歩道を歩いてきて、
時計台の前にある入り口を入ると、
目の前には眩いほどのバラが咲き誇っていたのである。
「木を登る青大将」
バラ園で休憩と撮影をし遊歩道を北口に向かって歩いて居ると、
通称「三角池」の前にある柳の巨木の目の高さの幹に、
1.2m以上はあるかと思われる大きな「青大将」を見つけた。
流石に目の高さに居ると落ちてきそうで気持ち悪いが、
やや離れてみて居ると、徐々に登っている。
90度近い幹を何の目的があって登っていたのだろうか?
この柳は遊歩道に接しており人の往来は多いほうであるが、
正午少し前ということもあって散歩している人は少なかった。
が・・・・
やはり「落ちはしまいか?」と気になるので様子見かたがた鑑賞。
途中に出ている木の枝を支えにしたり、どんどんと登って行く。
更に垂直の幹を、ゆっくりゆっくりと登っていった。
上の2枚を合成した写真から3分後が下の写真。
丁度そのころご夫婦らしき二人が通りかかったので、
注意喚起をすると共に、青大将の居る場所を知らせた。
が・・・
恐れる様子は無く、私と同じ様に写真を撮り始めたので後を任せ、
私は帰途についた。
で、何故青大将が幹を垂直に登ることができるのか調べて見ると、
「腹盤の両端には強い側稜(キール)があり、
これを幹や枝に引っかけることでそのまま垂直に登ることができる」
(Wikipedia-アオダイショウより)
とあったので、
写真を詳細に検証してみると、下の写真の黄色の矢印部分が、
側稜(キール)であり、引っ掛けている部分のようであった。
さらに、蛇が木を登るときは速さの効率よりも、
「安全第一を心がけている」という研究報告もあった。
つまりは「落ちるのではないか?」という私の心配は杞憂だったのである。
これまで、木の上に居る蛇は見たことはあっても、
登攀中の蛇を見ることは無かったため、それだけの知識もなかったという事になる。
本当に自然界は不思議なことばかりです。