MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

夏の昆虫達(甲虫、鋸鍬形、胡麻斑髪切など)

2016年07月04日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


今年の大町公園の樹液場(金網のフィンスがあり入ることはできない)には、
例年よりも多くの昆虫が見られる。

昨日は甲虫(カブトムシ)が10頭ほど確認できた。
良く見ると何箇所か雌雄一対で吸液をしており、
雄の一部には吸液そっちのけで交尾に走る個体も見られた(巻頭の写真)。

下の写真も雌雄一対で、カナブンと思われる個体も吸液中だった。


この日最も大きかったのは下の個体で、角も体長も艶も立派だったが、
何故か根元近くでの単独行動をしていた。


また、数日前はカブトムシよりも「鋸鍬形(ノコギリクワガタ)」が多く、
そのうちの一頭は特に体長も大きく立派で、交尾体制に入っていた。


鍬形の形は違うが下の写真もノコギリクワガタで小型種(上の写真が大型種)と呼ばれる。
昔の田舎では(茨城県西)甲虫も鍬形も「オニムシ」と呼び、
こちらは単に「ノコギリ」と呼んでいたとおもう。


公園を散歩中の近所の人の話に寄れば、
昔は「長田谷津(大町公園となる前)」のあちこちで甲虫や鍬形がいて、
さして珍しいことではなかったそうだったが、
今は殆ど見ることが無くなってしまった、と・・・・・・

今日は「せせらぎ園」のベンチで休んで居ると、
「胡麻斑髪切(ゴマダラカミキリ)」が飛んで着て近くの葉に止まった。
止まった場所が悪かったのか、自重により葉が垂れ、
なかなか思ったような体勢が取れず葉にしがみ付いていた。


やっと固めの蔓を掴まえて髪切本来の体勢になった。


公園内では今年最高の暑さを感じたが、
明日の公園の最高気温は26度という予報が出ているので、
久し振りに少し余裕を持った逍遥ができそうである。
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