11月も今日が最後の日ですね。
お寒くなりました。
20歳前後のことだから、そりゃ昔のことですけど
11月8日は寒かったのです。
どうして限定の日が寒かったことを覚えているかと言うと
その時期にスプリングコートなるものを
(オーバーではない薄手の季節の合間に着るコートをそう呼びました。
有っても無くても良いので、ちょっと贅沢なコートでした)
注文で体に合わせて、仮縫いまでして仕立てたコートが嬉しくて
初めて職場に着て行ったからです。
それは、ブルーまじりのツイードの生地で、背にはたっぷりフレーヤーが
入っていて、背が高い私にはよく似合っていました。
(ここら辺、チート盛り上げ過ぎておりますが)
季節の合間に着るコートは、いつ着たら?が難問で
寒けりゃ薄いから、役に立たないし、汗かいて着るモノではないし
今日はよし!と来て行ったのが11月8日。
うっすらと霜が降りていました。
繁華街を通り抜けて職場まで颯爽としたコートは目立ちました(本人談)
既製品などあまり無く、服を買う、では無くて服を作る。のが普通の時代。
ほんに隔世の感深しです。
洋裁学校が繁盛していました。
花嫁修行として、和裁か洋裁を身に付けるのが一般的でした。
通信は手紙でした。電話も昭和30年代に普及し始めましたが
まだまだで、呼び出しはお互い様と考えて、
電話は玄関に置いて人が使うのを優先していました。
はぁ〜こんな事、思い出しているとキリないねぇ
今どきのことなど、夢想も出来なかったから、すべてそれが当たり前のことでした。
思い出せるうちに書いとかなきゃ〜ね。