makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

案山子と白い彼岸花

2016-09-07 | 日記

或る方のブログを拝見していて閃いた句で句会の先生の○をいただいた。

季題は「案山子」。

「真っ赤なランドセルをしょって三つ編みの女の子」の案山子の後ろ姿。

その写真を載せたブロガーさんも「よくで出来ているな」と感心されていた。

案山子がアート化されてカメラマンさんが集まるなどして、

今や観光化された有名な地域をネットで観たことがある。

ユニークで楽しい案山子。

案山子って、製作者の思い入れやユーモアのセンスなども相まって

ほんとに生き生きと擬人化されていて私は面白い被写体だと思う。

実際にそういう場所へは行ったことがないのが残念なこと。

それでも観てきたように書けるのは嬉しいこと^^v

そう言えば、案山子で角川の入選句が過去にあった。

      

前にもここに書いたけど、幼い頃の回想句。

母の存命中だったころの一コマ。

楽しそうに案山子を作っていた母。

ボディーは藁。

古くなった父の肌着を着せて、麦わら帽子の古くなったものという、至って簡単な物。

顔を書くにあたっては・・・何で書いたんだろう。

うちに墨なんて気の利いたものはなかったはず・・。

想像するに、消し炭を擦って水に溶いたものだったのかも。

とうちゃんが裏の勝手口で何やらやっていたのを思い出す。

最後に目鼻を入れると、「とうちゃんの顔」とか言いながら笑い転げていた母だった。

それを見た父も「アホか・・・」と言いながらもまんざらでもない様子だった。

小さな小さな幸せの光景かも知れない。

それは今も私を幸せにしてくれるものの一つでもある。

    「父に似せ母の作りし案山子かな   mako」

あ、この案山子は何年か前に、撮ったもので句の案山子とは別物です。念の為ね。

私は句材になりそうなものはいつでも撮ってストックしておきます。

で、その時にこんな案山子も撮っていました。

下に写っているのは案山子ではなく、農婦の方々。

5、6名で作業をしておいででした。

休憩中なのでしょう、何やら笑い声が^^。

 

そうそ、この写真の後ろに写っている土手には白い彼岸花も咲いていたけど、今年はどうかな~♪

2014/9/17の記録が残っていた。

シラサギも^^♪

そろそろ、ヒガンバナの季節です。

うふふ、こうして書いている間にもまた案山子の一句が浮かんできました^^♪