makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

蕎麦の花の思い出

2016-09-13 | 日記

ドラッグストアでこんなドリンクを見つけた。

ポリフェノール200mg

カリウム75.5mg

有機JAS認定

無香料/無着色

カロリーゼロ・無糖・カフェインゼロ

へぇ~・・・・今更ジローだけど味観の積りネ♪

味は、かすかに小豆の香り、味がする。

小豆を煮ているときに漂ってくるあの香り。

味はその上澄みを飲んだようなものかな(実際飲んだことはないけど)

お汁粉の甘味がないもの、そんな感じかな。

というどうでもいい話でしたーー;

 

さて、先日も載せた秋桜。

電車とのコラボも。

2年前ははまだ流し撮りも知らずこんな感じ。

秋桜を食べる虫もいるんだ。

それも端ばかり、端の方が美味しいんだね、きっと^^。

今年は流し撮りできる場所に秋桜が咲いているといいんだけど。

ズームも流し撮りも、それにマクロもある。

 

さて、蕎麦の花の話にまつわるの、思い出話。

話はずいぶん昔の話。

「蕎麦の種蒔きをしたいから帰るわ」ってその人は帰って行かれた。

その人とは、私が出産の時に出会った人であった。

同じ部屋だったもう一人の妊婦さんの、「お母さん」のこと。

娘さんは初めての出産だった。

 

同じように陣痛が始まり、二人ともほぼ同時に分娩室の隣の部屋に入ったのだった。

私は二人目、その方は初産だった。

お母さんは娘さんにつきっきりでした。

娘さんは大騒ぎしていらして、お母さんがその度に背中をさすったり腰をさすったりしておいででした。

私も良い痛みがきていて、時々、ウッとなる。

って、もう忘れてしまったほど古のことでもあるけど^^;

その時、背中をさすってくださったのがそのお母さんだった。

娘さんのベットと私のベットの真ん中に入り、娘さんと私と代わる代わる背中をさすってくださった。

すっと、突然手が伸びて来ていたのである。

 

上の娘の時は養母も健在で、夫と共に交代で背中をさすってくれていた。

二人目の時は養母は他界し、養父は入院中だったけれどお盆の外泊許可で帰宅していた。

そんな養父を残し、夫は上の娘を連れて病院まで来てくれていたけど、

隣にもう一人の妊婦さんがいるとあっては流石に同じ部屋に入るわけにもいかずで。

そして、気が付いたらいつの間にかそのお母さんに背中をさすっていただくことになったのだ。

嬉しかったなぁ~。

という話^^。

 

お母さんは福井からいらしていて、

娘さんの旦那さんの身の周りのお世話をして毎日病院に通って来られて。

ベイビーは母親のところに連れてこられて、おむつの交換、授乳と共に過ごし、

夜になると新生児室に戻ってゆくのである。

私は二人目で慣れているので授乳も順調であった。

「〇〇さん、上手に授乳しているから見せて貰いなさい」と娘さんに言われたのはお母さん。

私はこう言った。

「自分の楽な姿勢でもってリラックスしてあげてね」

確かに産後の身体は自分の身体でないような感じ。

自分の身体のことでで精一杯なのだ。

だがそうも言っていられない。

病院であっても全部自分でやらなかればならない、その訓練も受けるのだ。

私は母乳で十分足りていたがその方はミルクと混合にされていた。

「あんたが色々言うからお乳出なくなったのよ・・」なんて我儘言いたい放題の娘さんだった。

いいなぁ~私もあんな我儘言ってみたかったなぁ~。

そうこうするうちに、蕎麦をまかなくちゃいけないからと帰っていかれた。

という訳で、蕎麦と言えば、私は何故か、福井、そしてあの時のお母さんの手。

 

で、初めて蕎麦の花を見たとき、ああ、これが蕎麦の花なんだと感慨にふけったのだった。