模様眺め

3DCGと模様と宇宙

全知全能

2009-11-27 12:22:41 | もの思い

 インターネットの普及によって、個人が扱える情報量は30年前の知識人、100年前の天才を凌ぐようになった。
 ところがそれを使う方はというと…
 私の情報源が検索→ウィキペディア、でも、理解できるのは最初の3行までということもしばしば。

 高機能化した家電でよくみられることだが。その人が認める認めないにかかわらず、機械に使われている現状は厳然としてある。

 どこで蝶が羽ばたこうが知る必要はない。しかし、無数にある∞を計算しつくすことはできない。
 計算できなくてもシュミレータによって予測はできる。予測は現実となり、未来が予測でつくられる。
 正確な予測も、善良な予測も、理解の範疇を超えて人間は一喜一憂するのみ。人間性さえもシュミレータで代行したなら、人間は人間でいられるだろうか。

 脳は一種のシュミレータ。メディアに触れることは仮想世界に生きるのと同じこと。我々が身を投じている現実からは、すでに人間性が削がれつつある。


宇宙とは…

2009-11-01 01:01:20 | 宇宙論

 宇宙について考えるための3つの要素。次元、粒子、空間。
次元:座標系で表される数。その軸は連続した広がりをもち、他のどの次元軸とも垂直をなす。軸とは線であり、数そのもの。
空間:空間を最もよく表しているのは集合論であろう。空集合は何の要素もないただの空間。部分集合と補集合の関係は、空間の性質の中でも最も特徴的なものの一つ。
 これらをつなぐものが粒子である。
Youso01

※ひとつの次元軸は、他のどの次元軸とも垂直をなす。
 は、宇宙を考えるうえでの最も重要な法則だと考える。

※集合には矛盾がつきものであるが、空間の中に矛盾があってもなんら差し支えないと、個人的には思っている。矛盾を起こさせるのは計算素子のほうで、たとえ矛盾が起ころうとも空間に破綻はない。粒子は矛盾を回避する強力な規則を持って存在する(同時性、不可逆性)。 

 これは人が宇宙を知るとはどういうことかの考察に過ぎないのか。それとも、人が直感的、論理的に思考するようになったのは偶然ではないということか。