図のような考え方ができそうではないか。
知覚情報を扱う直感と、言語情報を扱う論理があり、両者を結びつけるときに谷が生じる。
ひとつなぎの認識過程の中でSOVが派生しうる、というのは、脳の仕組みを考えるうえで非常に都合がいい。
主語は述部を待ち、あらゆる可能性の中で直感的に認められる。目的語は論理的な産物なので論理に寄る。
情報は処理のためにも記憶のためにもコンパクトに要約されていく。それが言葉と結びつくと強く印象づけられ、動詞が形づくられる。心が動けば言葉も動く。感動があるから動詞が意味を持つ。(動詞は直感と論理いずれにも渡る)
(直感と論理の結びつきは、同時に情動とも結びつく。結びつき方の好悪正否がこれにより選別される。これが少なからず動詞のあり方に影響を与えている)
※言語化の前提として非言語SOVを想定してもいいのでは。
非言語SOVは認知とも言い換えられ、思考と行動の制御、脳内の情報はすべてSOVで管理される。とくにVには基本動詞として相同と比較(=、>、<)がある。
昔テレビで言語学者が、あらゆる言語がSOV(順不同)の型を持ち、なぜSとOとVなのか解明されていない、と言っていたのを覚えていて、今でも重要な問題として心にとどめているのだが。
とりあえずこんな解答でいかがだろうか。