不完全性定理>相対性理論
まずは、相対性理論では答えは出せないのではないか、ということを述べておく。
たとえば、宇宙に粒子が1つしかないとしたら、その粒子の占める領域のみが空間となる。
比較するものがないから粒子に大きさはなく、速さもない。
この粒子が重力を持つとすると、重力の及ぶ範囲が空間となる。
重力は、空間の歪みで表すのが最も適している。
つまり、空間における距離は重力によって変わる。
相対性理論ではよく速度によって時間の流れが変わるといわれる。
しかし距離が変わるのなら、時間を変えなくてすむのではないか?
ただし、距離と時間のどちらが変化しているのかを判断することはできない。
時間は一定の流れとしても扱え、量的に変化させることもできる。これはもはや重力と同等のものといっていいのではないか。どちらかというとエネルギーのほうに近いかも。
相対性理論で、時間が変化する、質量がエネルギーになると聞いたとき、誰しも初めは?となったはずだ。ならば時間とエネルギーが同じものということだってできるはずだ。
そして、質量、距離、エネルギー、時間、これらは結局のところ重力で観測し、重力で計測するしかない。したがってこの中でいくら結論を出しても不完全なものでしかない。
時間とエネルギーの関係は突飛だが興味深い。そこに移動というものの本質があるような気がする。また、この説明がつけば、宇宙論を重力のみで成り立たせる道も開けるかもしれない。
私は微積ができないので、これ以上の結論を導けそうにない。
移動というものに、重力があるという以上の意味は無い?