模様眺め

3DCGと模様と宇宙

虚数と半次元と光のはなし

2010-05-25 14:17:40 | 宇宙論

 一次元より下の次元は存在するのか?
 半次元的な光の形態を見て、一次元の変種なのか、一次元の下の次元なのか判断に迷っていた。
 結論からいうと、虚数が成り立つなら、一次元より下の次元もありうる。
 その場合も、上の一次元と垂直をなす次元であり、なおかつ(一次元を上の二次元が含んでいるように)一次元以上の次元にも含まれる次元であると考えられる。※

○虚数には4つの状態がある。+1、-1、+i、-i。
○光も同様に、±1として光速で直進するか、±iとして留まるか。
○光が虚数だとすると、反射を考える上で都合がよいはず。
(屈折についても、虚数が複素数として扱われることと関係があるかも)

 上位次元粒子から下位次元粒子が生成される。つまり光は、二次元粒子から一次元粒子が生まれ、瞬間的かもしれないがこの一次元の状態を経て、半次元粒子として2つ生成される。

※三次元粒子などの一次元以上の粒子に、虚数の性質をもつ次元が含まれている可能性がある。この虚数次元が粒子の状態を決定付ける要因になっている?


笑い(続き)

2010-05-21 12:47:42 | もの思い

 “笑い=機能停止”説とは、思考を止め、身体的に無防備であると示すことが笑いである、という考え方。
 笑いを分析するには、認識過程で緊張と緩和が再現されていることと、もう一つ、無防備になる理由に注意する。
 笑う、つまり無防備になる理由には、無抵抗であることを示して止めさせたいのか、さらに求めているのかの2パターンがありうる。いずれのために笑うのか、これらは区別できない(お笑いで「やるな」が「やれ」を意味する等)。

 区別できない理由があるから緊張し、緊張で選択が迫られ、緩和で選択される。無防備になることを選択するか、選択によって無防備になるか。無防備な選択をするか、無防備で選択するか。状況は千差万別、言い方にも色々あるが、いずれにせよ無防備になれれば、それが笑ったことになる。

 発生学的に、区別できないことを笑いで処理することは、社会性をさらに上の段階に推し進める、とは考えられないか?
 飼い犬が腹を見せるのは楽しげで可愛らしい印象さえあるが、生物学者が服従のポーズだと言うと、印象とは真逆の笑いとかけ離れたものだと思いこんでしまう。しかし、笑いについて考えていくと、この犬の行為が笑いと同源だと思えてならない。
 赤ちゃんは無防備な存在である。新生児ですでに笑う機能はあるものの、笑うのは求める理由で笑い、止めたいときはむしろ泣く。止める理由っぽい笑いもじきに現われる。
 やがて成長すると、依存するだけだったのが少しずつ自立するようになり、比較的に依存されるという状況も出てくる。そうなっても子供は何もできないので、無防備な存在となり、笑いが生まれる前提ができあがり、笑うこともあればそうでないこともある。頼られることは認められることであり、笑いにつながる関係は成長に合わせて変遷する。
(ここには共感しうる親の立場も存在する。その脳内では緊張と緩和が再現されており、そして無防備になれるなら笑う)
 さらに成長すると、区別できない選択をいくつも見聞、経験し、笑うに笑えない空間に放り込まれることもしばしば。無防備でいられる仲間があれば、遊び笑い、自ら笑いを生み出すということもあるだろう。
 以降、いくつになろうと、どんな社会にいようと、笑いにつながる関係性に変わりはない。

 区別できない選択は、他の感情「怒り」「悲しみ」などの下地、引き金にもなる。