旅の途中で

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アムステルダム国立美術館展

2006年01月14日 19時13分10秒 | アート
兵庫県立美術館で開催中の「アムステルダム国立美術館展」に、終了間際にやっと行けた(^^;夕方に入ったらすごい空いてる!おかげでゆっくり堪能できた。夕方に行くってなかなかいいかも。これからも混みそうな展覧会は夕方を狙おうかしら~♪

アムス~と言えばレンブラントの「夜警」の絵が有名ですね。まあこの作品はオランダを出ることはないと言われてるから、現地まで行かないと見れないだろうけど、今回の展覧会にもレンブラント、フェルメール、ハルス、ライスダールと言ったオランダを代表する画家の作品がたくさん来てた。

フェルメールの「恋文」も良かったけど、やっぱりレンブラントが秀逸!とても好きな「青年期の自画像」や、モデルになった息子が可愛い「修道僧に扮する息子ティトゥス」が良い。絵の前から動けなくなる。
多分この展覧会の目玉はフェルメールで、展示も一番最後だったんだけど、正直言ってレンブラントを見た後では、さすがのフェルメールもちょっと感動が薄れてしまった・・・順番逆の方が良かったかも・・・「ティトゥス」の絵がラストでも良かったかも・・・とひそかに思ったりして(笑)
こればっかりは好みによるから、あくまで私の独断だけども。

ジャンルとしては静物画が面白かった。この頃の静物画って豪華な花瓶や花や食器だけじゃなくて、花に群がる昆虫やむかで、カタツムリ等も描かれる。花も鮮やかで精密すぎて、どこかグロテスクだ。でもそれが生き生きとした生命を感じさせる。
ラヘル・ライスの目の覚めるような色鮮やかな植物画が印象的だった。青い花の色がねー、美しい・・・

絵だけじゃなく工芸品も多く、当時のオランダの暮らしを垣間見れる濃い展覧会だった。

ちなみに今移動中。これからレイトショーで「Mr&Mrsスミス」見てきまーす♪