旅の途中で

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ドリームガールズ

2007年03月03日 20時16分38秒 | 映画
金曜の夜は、てけてけちゃんとレイトショーで「ドリームガールズ」を見てきました!

以下、映画のストーリーに触れてますのでご注意。



最初は、ゴス=ソウル=ドリームガールズっていうノリで見に行ったんですが(軽い・・・)、これが本当に素晴しい映画でした・・・!
ソルコネ情報によると、ダイアナ・ロス&シュープリームスがモデルになっているそうですね。ということは実話に近いんでしょうか・・・

物語は、「ドリームガールズ」という女性歌手3人組と、その周辺の複雑な人間模様が描かれています。
夢・成功・挫折・決裂・和解などが2時間ちょっとの間にとても濃くつまっていて、見ごたえのあるストーリーになっているんですが、でもやっぱり一番印象的なのは「歌」のシーンですね。

ステージで歌う「歌」以外に、セリフのシーンにも歌が出てきたりして、ちょっとミュージカルっぽくなっているのが良いです。
出演者みんな歌が上手いんですが・・・その中でも、

ジェニファー・ハドソンがすごいです~
彼女はドリームガールズのメンバーのエフィー役をしています。
最初はリードボーカルだったのが、マネージャーの戦略でリードをはずされてコーラスにまわされてしまいます。
ひどくプライドを傷つけられてボロボロになり、仲間からも恋人からも見捨てられて、ドリームガールズをクビになってしまう辺りは、ほんと見てて痛々しかった・・・

で、このジェニファー・ハドソンって、めっちゃめちゃすごい歌声なんです!!
公式サイトの情報によると、4オクターブ出るらしいですね。
とにかく彼女が歌うシーンは本当に圧倒されます。
特に恋人に捨てられてしまうシーンでの歌は、ノドが引き裂けてしまうんじゃないか?とハラハラするほどに熱唱しているんですが、私が思わず心配になった声をさらに超える、パワフルな歌声が出てくるんです・・・!

アカデミー助演女優賞をもらったそうですが、ほんと、主役を食ってしまうほどの圧倒的な存在感でした・・・

彼女が最後に仲間と和解して、ドリームガールズとしての最後のショーに登場した時は、涙が溢れて止まりませんでした

そして主役のビヨンセが演じるディーナ。
最初はコーラスをしていますが、マネージャーの戦力により(顔の良いディーナを前面に押し出す)途中からリードボーカルになります。

ドリームガールズがどんどん人気者になっていくに従って、最初はあまり目立たなかったディーナがどんどん美しくなっていくのがすごいです。
オーラが・・・オーラが出てるんです・・・
ビヨンセって・・・こんなに美しい人だったんだ~~(何をいまさら)って感動しました。

そしてやっぱり歌上手いですね~
ジェニファーほどソウルフルじゃないけど、綺麗な声です。素敵。

劇中に使われている歌もどれも良いです。
特に感動したのが、ソロ歌手として再出発したエフィが歌う、「ワン・ナイト・オンリー」という歌が切なくて美しかったです。
(ディーナが歌うディスコ版じゃなくて、エフィの歌うバラード版の方です)

おススメの映画です