先週の日曜日のことなんですが。
セルゲイに参加するために津市に行った時に、ついでに美術館を見よう♪ということになって、三重県立美術館で開催中の「三重の三人展」にkazuhaちゃんと行ってきました。
なんとこの日は無料開放日!
いいですね、美術館はもっとこういう特別日を作って、気軽に芸術に触れられるようにしてくれると嬉しいです
で、「三重の三人展」なんですが、三重で活動していた芸術家達の作品を展示しています。
三人とももうすでに他界されてますが、最近まで活躍されていたようです。
浅野弥衛(1914-1996)
油絵の具で黒く塗ったキャンバスを、針金のようなものでひっかいて模様を描いたり、
物の上に紙を置いて、上から鉛筆で擦って模様を浮き立たせる(フロッタージュ)技法で独特の抽象世界を表現していました。
コラージュやフロッタージュって、とってもおもしろいと思うんですが、芸術にするにはセンスがいるなぁと思いながら見ていました・・・
全体的に暗い作品がほとんどなんですが、黒い画面に浮かび上がる模様を見ていると、その世界にすーっと引きずり込まれていくような感覚になります。
小林研三(1924-2001)
今度は逆に、パステル調の明るい世界です。
緑の草原に三角屋根の家や簡略化された木が並んでいる様子は、一見すると稚拙にも見えて、ある意味危うい感じもしますが(笑)、計算された空間が甘さを抑えて見てて気持ち良いです。
彼の作品では、特に動物や鳥を描いた絵が気に入りました。
ほとんど抽象画に近いくらい、背景に溶け込んだ動物達の絵がとてもおもしろい。
特に、数羽の色とりどりの鳥を描いた作品が、色使いのセンスが良くて好きでした。
伊藤利彦(1928-2006)
この人は平面に立体を組み合わせて、独自の世界を作っていました。
箱の中に飛行船や飛行機を入れた作品が良いなと思いました。
箱と言う限られた空間の中なんですが、広い空の世界を感じさせてくれます。
「最後の晩餐」をもじった作品もおもしろかったです。
●その他、常設展示もなかなか素敵です
柳原義達
彫刻家です。私、この人の彫刻が大好きなんですよねー。
烏や鳩をモチーフにした作品が多いんですが、細密な彫刻というよりは、ぐっと手でにぎって作ったかのような作品です。
なのに、これ以上リアルにはできないだろうというくらい、ちゃんと烏だったり鳩だったりするんですよね。不思議です・・・
ぐっと手で握った時に、命を吹き込んでいるのではないでしょうか。
スケッチもたくさんあって、とても勉強になります。
画家のスケッチとは違って、やはり彫刻家らしい目線のスケッチです。
常設展示室
ピカソ、ルノワール、モネ、カンディンスキー、佐伯祐三など、有名な画家の作品がたくさんあって、見ごたえたっぷりでした。
この美術館は外観も立派だし、中もとても綺麗です。
環境も良いし、休憩しながらじっくり見るといいなと思いました。
セルゲイに参加するために津市に行った時に、ついでに美術館を見よう♪ということになって、三重県立美術館で開催中の「三重の三人展」にkazuhaちゃんと行ってきました。
なんとこの日は無料開放日!
いいですね、美術館はもっとこういう特別日を作って、気軽に芸術に触れられるようにしてくれると嬉しいです
で、「三重の三人展」なんですが、三重で活動していた芸術家達の作品を展示しています。
三人とももうすでに他界されてますが、最近まで活躍されていたようです。
浅野弥衛(1914-1996)
油絵の具で黒く塗ったキャンバスを、針金のようなものでひっかいて模様を描いたり、
物の上に紙を置いて、上から鉛筆で擦って模様を浮き立たせる(フロッタージュ)技法で独特の抽象世界を表現していました。
コラージュやフロッタージュって、とってもおもしろいと思うんですが、芸術にするにはセンスがいるなぁと思いながら見ていました・・・
全体的に暗い作品がほとんどなんですが、黒い画面に浮かび上がる模様を見ていると、その世界にすーっと引きずり込まれていくような感覚になります。
小林研三(1924-2001)
今度は逆に、パステル調の明るい世界です。
緑の草原に三角屋根の家や簡略化された木が並んでいる様子は、一見すると稚拙にも見えて、ある意味危うい感じもしますが(笑)、計算された空間が甘さを抑えて見てて気持ち良いです。
彼の作品では、特に動物や鳥を描いた絵が気に入りました。
ほとんど抽象画に近いくらい、背景に溶け込んだ動物達の絵がとてもおもしろい。
特に、数羽の色とりどりの鳥を描いた作品が、色使いのセンスが良くて好きでした。
伊藤利彦(1928-2006)
この人は平面に立体を組み合わせて、独自の世界を作っていました。
箱の中に飛行船や飛行機を入れた作品が良いなと思いました。
箱と言う限られた空間の中なんですが、広い空の世界を感じさせてくれます。
「最後の晩餐」をもじった作品もおもしろかったです。
●その他、常設展示もなかなか素敵です
柳原義達
彫刻家です。私、この人の彫刻が大好きなんですよねー。
烏や鳩をモチーフにした作品が多いんですが、細密な彫刻というよりは、ぐっと手でにぎって作ったかのような作品です。
なのに、これ以上リアルにはできないだろうというくらい、ちゃんと烏だったり鳩だったりするんですよね。不思議です・・・
ぐっと手で握った時に、命を吹き込んでいるのではないでしょうか。
スケッチもたくさんあって、とても勉強になります。
画家のスケッチとは違って、やはり彫刻家らしい目線のスケッチです。
常設展示室
ピカソ、ルノワール、モネ、カンディンスキー、佐伯祐三など、有名な画家の作品がたくさんあって、見ごたえたっぷりでした。
この美術館は外観も立派だし、中もとても綺麗です。
環境も良いし、休憩しながらじっくり見るといいなと思いました。