夜の国のクーパー 伊坂幸太郎 著
今まで私が読んだ事のある伊坂さんの作品とは、一味も二味も違っていました。
伊坂さんの作品は、一見非日常で不思議な雰囲気を醸し出していますが、実はすごく現実的な世界を描いていることが多かったと思うんですが、この物語は「架空の世界」が舞台になっています。
語り手が複数いて、章ごとに視点がコロコロ変わるのは伊坂さんらしいですが、今回は語り手の一人・・・というか一匹が「猫」なんです。
その小さな国の小さな町は、敵国から自分達を守るために町をぐるっと高い塀で囲んでいます。
町の人々は、その塀の中から外に出ることはありません。
唯一例外だったのが、町の外に現れる「クーパー」という怪物を倒すために、毎年選ばれた「クーパーの兵士」達が町の外に出て行く事でした。
そして出て行った兵士達は、二度と戻ってくることはありません。
そんな戦いも10年ほど前からぷっつりとなくなり、塀の中で穏やかに生活していた人々の前に、突然敵国から兵士達が乗り込んできます。
尊敬していた国王を敵国の兵士にあっさり殺され、自分達も支配されるという恐怖に慄く人々。
そんな人間達を、どこか他人事のように観察している猫達。
そんな猫達に追われる事に嫌気がさし、突然反旗を翻したネズミ達。
よそ者が塀の中に入ってきた途端、人間も猫もねずみもその世界が大きく変わって様子が、とても面白かったです。
支配された町はどうなるのか?クーパーってなんなのか?
クーパーの兵士達はなぜ戻ってこないのか?
伊坂さんっぽくないけど、ものすごく伊坂さんっぽい作品。
読み応えありました!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次は道尾秀介さんの「シャドウ」を読みます。
が、読み始めようと本を開いたところ、なんと一部ページが断裁できてなくて、くっついたままになっています・・・
こんなん初めて!早く本屋さんに行って取り替えてもらおうっと・・・
今まで私が読んだ事のある伊坂さんの作品とは、一味も二味も違っていました。
伊坂さんの作品は、一見非日常で不思議な雰囲気を醸し出していますが、実はすごく現実的な世界を描いていることが多かったと思うんですが、この物語は「架空の世界」が舞台になっています。
語り手が複数いて、章ごとに視点がコロコロ変わるのは伊坂さんらしいですが、今回は語り手の一人・・・というか一匹が「猫」なんです。
その小さな国の小さな町は、敵国から自分達を守るために町をぐるっと高い塀で囲んでいます。
町の人々は、その塀の中から外に出ることはありません。
唯一例外だったのが、町の外に現れる「クーパー」という怪物を倒すために、毎年選ばれた「クーパーの兵士」達が町の外に出て行く事でした。
そして出て行った兵士達は、二度と戻ってくることはありません。
そんな戦いも10年ほど前からぷっつりとなくなり、塀の中で穏やかに生活していた人々の前に、突然敵国から兵士達が乗り込んできます。
尊敬していた国王を敵国の兵士にあっさり殺され、自分達も支配されるという恐怖に慄く人々。
そんな人間達を、どこか他人事のように観察している猫達。
そんな猫達に追われる事に嫌気がさし、突然反旗を翻したネズミ達。
よそ者が塀の中に入ってきた途端、人間も猫もねずみもその世界が大きく変わって様子が、とても面白かったです。
支配された町はどうなるのか?クーパーってなんなのか?
クーパーの兵士達はなぜ戻ってこないのか?
伊坂さんっぽくないけど、ものすごく伊坂さんっぽい作品。
読み応えありました!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次は道尾秀介さんの「シャドウ」を読みます。
が、読み始めようと本を開いたところ、なんと一部ページが断裁できてなくて、くっついたままになっています・・・
こんなん初めて!早く本屋さんに行って取り替えてもらおうっと・・・