旅の途中で

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最近読んだ本

2011年02月01日 22時50分02秒 | 
 「あの頃の誰か」 東野圭吾 著

東野さんの、昔の未公開作品を集めた短編集です。

あとがきを読むと、東野さん的には「未熟で載せたくない」作品もいくつかあったようですが、どの作品もいかにも東野さん!って感じで面白かったです。
ちょっとブラックな作品なんか特に、味が出てるな~って思ったり

短編集の中に、「さよなら『お父さん』」という作品があるんですが、これはあの名作「秘密」の元になった短編です。
「秘密」を読んだ後だと、この短編はざざっとあらすじを書いただけって感じになっていますが、最後はやっぱり泣かされました・・・

他にも、「名探偵退場」という短編は、「天下一探偵シリーズ」の元になったそうです。


 「星を継ぐもの」 ジェイムズ・P・ホーガン 著

久しぶりのSFです。
本屋さんに平積みされていて、あらすじがとっても面白そうだったので買いました。

202X年、月面で真紅の宇宙服を着た死体が発見されます。
ところが調査の結果、この死体は約5万年前に死亡していたことがわかったんです。
人間とまったく同じ姿形をしているこの人物は、地球人なのかそれとも・・・?
5万年前に、地球上に高度な文明が存在していたのか?

という内容です。
物語は終始「この人物は何者なのか?」という謎を解き明かす事に徹底していて、SFというよりも推理物といえるような内容で、どっちのジャンルも好きな私には最高の内容でした

ちなみに、ラストで解明される真相は衝撃的です・・・

最初の方は難解な科学の話が続くのでちょっとしんどいですが、そこさえ通り過ぎてしまえば後はドキドキしながら読んでいけると思います。

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今は、「星を継ぐもの」の続編「ガニメデの優しい巨人」を読んでいます。
久しぶりにSF熱が再燃したな~




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