メアリー・トランプの『Too Much and Never Enough: How My Family Created the World's Most Dangerous Man』は7月14日に出版される予定だ。一部では本の抜粋が公開されている。 メアリー・トランプは、ヒラリー・クリントンを応援していたため、2016年の叔父の開票パーティーへの招待を断ったと語った。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の姪が、2020年の選挙の4カ月前に、叔父について厳しい警告を発している。 メアリー・トランプ(Mary Trump)は『Too Much and Never Enough: How My Family Created the World's Most Dangerous Man』という書籍を執筆した。AP通信が入手したその内容によると、彼女は、叔父の再選は「アメリカの民主主義の終焉」だと述べているという。 「嘘をつくこと、最低限の共感を演じること、ごまかすこと、分裂の種をまくこと。それだけが彼の知っていることだ」と彼女は書いている。さらに「この本が出版される頃には、何十万人ものアメリカ人がドナルドの傲慢さと故意の無知のおかげで傷を負っているだろう」とも。 メアリー・トランプの本は7月14日に発売される予定だ。 彼女は、1981年にアルコール依存症がもたらした合併症によって42歳で亡くなった大統領の兄、フレッド・トランプ・ジュニアの娘だ。
彼女は2016年にニューヨークで行われた叔父の開票パーティーに招待されたという。しかし、彼女は「ヒラリー・クリントンが勝利を収めた時、高揚を抑えることができない」と考え、招待を断ったという。なので、叔父がヒラリー・クリントンを破り、第45代合衆国大統領に選出された時、彼女は家にいて、有権者が「この国を悪質な機能不全家族のマクロ版に変えることを選んだ」のを知った。 トランプ家の中でドナルドを支持していないのは彼女だけではなかったと、この本には書かれている。 彼女の叔母で、ドナルド・トランプの姉である、引退した連邦控訴裁判所裁判官のマリアン・トランプ・バリー(Maryanne Trump Barry)は、彼の選挙運動を真剣に受け止めていなかったという。メアリー・トランプは彼女の叔母が言ったことを思い出して書いている。 「彼は道化だと、叔母のマリアンは昼食の時に言っていた。『そんなことは決して起こらない』と」 [原文:Trump's niece, Mary, says his reelection would spell 'the end of American democracy'] (翻訳、編集:Toshihiko Inoue)