まさおレポート

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負エネルギーと空観

2018-10-23 | 紀野一義 仏教研究含む

1から3まではそのとおりだが、4はホーキング博士がブッダの教え、とくに空観を知っていたら別の結論に至ったのではないかと空想している。キリスト教徒はバチカンのミケランジェトの天地創造画のように神をイメージするがブッダの教え、とくに空観では有も無もない空の世界を説き、世界のHOWは縁起と呼ぶあたかも物理法則にのみ支配されていると説く。世界のWHYも縁起と呼ぶが縁起が仏教の根本教義と呼ばれる由縁だろう。

1,空間の一部分がエネルギー密度が負になる

ことがあり得る。陽電子 十分に高いエネルギーを得て粒子と反粒子がペアで生まれることを「対生成」、粒子と反粒子が一緒になって光を放って消えることを「対消滅」。「真空」には粒子を生み出したり消滅させたりする仕組み。宇宙の材料はエネルギーと空間の2つに負エネルギーという概念が導かれた。「宇宙は負エネルギーを貯めこむ巨大バッテリー」エネルギーの総量に変化はない。宇宙は本質的に無。

宇宙は科学法則にしたがって無から生じ、本質的に無のままであり続け、宇宙が創生する前の状態も科学法則が支配。

2.宇宙を創り出したものも、私たちの運命を決定しているものもいない。天国も死後の生も存在しない。死後の生を証明する信頼できる証拠はない。

3.聖書では、神が世界を創造したとされる。神は「地は形なく、むなし」かったところに天地を創造し、光を生み出し、そして動植物や人間を造り出した。つまり、無から有を生み出したのである。

4.ホーキング博士は死んだらゴミ(dust)になる神の介在する余地はない。「神はいない」と断言する。(誰しも自分の好きなものを信じる自由があることを確認した上で)

 

 


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